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■22春6日目 照ノ富士休場の波紋

大阪は朝から雨だった。気温も急激に冷え
込んできた。天候の変化が虫の知らせになっ
たわけではないが、この日から横綱照ノ富
が休場した。土俵の上から最高峰がきえた。
この穴は大きい。ほかの力士では埋まらない。

<2日目大栄翔に敗北>

照ノ富士は横綱わずか4場所目で早くも横綱
初休場となった。この休場は土俵を寂しく
させるとともに、照ノ富士にとっても新たな
試練となる。

休場しても横綱の地位は落ちないが、横綱の
責任は果たせない。権利があれば義務がある。
権利だけを主張しても通らないのは当然で
ある。休場をした以上今度出場する時は万全
でなければならない。中途半端は許されない。

<5日目玉鷲に完敗>

残った力士が気になる。本来なら横綱不在の
ときは大関が担うものであるが、絶対的強者
はいない。番付ナンバー2の正代にいたって
は5敗となった。優勝のカギさえ握れない。

優勝ラインはどれくらいになるのだろうか。
2敗なら上出来。
3敗なら優勝決定戦がほしい。
11勝4敗となるともはや優勝ではない。
単なる1位である。

上位以外では高安が全勝である。かつて優勝
争いのトップに立ったとき、堅くなって自滅
した。上位1敗は御嶽海と若隆景である。
御嶽海は落着いて明生を寄せ付けなかった、

<御嶽海、明生相手に万全>

若隆景は速攻とうまさが兼ね備わって、相撲
が際立ってきた。他の力士より抜け出して
きた。6日目は隆の勝を引き落とした。

<若隆景、隆の勝に勝って好調>

とはいえ、まだ、場所は6日目が終わった
ばかりである。激しい星の潰し合いはこれ
からが本番である。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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