幕下で思わぬ拍手がおこった。ウクライナ
出身の獅司が登場したからである。ロシアの
一方的なウクライナへの侵略で町は破壊され
てきた。相撲は対戦相手の濱豊に攻め込まれ
たが、投げで逆転した。
幕内で波乱が起きるとしたら、結びの照ノ
富士対大栄翔でないかと思っていた。新横綱
の場所で負け、その後も追い込まれながらの、
耐え忍んで逆転してきた。照ノ富士の意識に
嫌な相手と植え付けられても不思議ではない。
相撲はまたも離れた展開になった。最初照ノ
富士が前に出るも、大栄翔が逆襲するとあっ
さり後退して土俵を割った。照ノ富士が横綱
になってから大栄翔戦は以下である。
9日目
2日目
初日
2日目
序盤戦に対戦する傾向がでてきている。
照ノ富士序盤戦の鬼門、それが大栄翔戦で
ある。
貴景勝対逸ノ場戦は意外な展開となった。
立った瞬間逸ノ城が両まわしをがっちりつか
んだのである。貴景勝のこんな姿想像でき
なかった。なすすべない貴景勝。勝負は立ち
合いでついた。
目を見張ったのが若隆景の速攻である。阿武
咲は何もできなかった。スピードで相撲を
取った力士が、柏戸と北の富士である。相撲
が変わって強くなった力士が琴櫻と千代の
富士である。若隆景が速攻を身につければ
面白い存在になる。
カド番正代は連敗と苦しいスタートになった。
相手の攻めを受けすぎている。これでは勝て
ない。阿炎は玉鷲相手に自分の相撲を取り
切った。
それにしてもあれほど安定した照ノ富士が
先場所に続いて崩れることがあるのか。再入
幕以降は
優勝
-
優勝同点
-
優勝
優勝
14勝次点
優勝
優勝
-
と順調に来ていた。今場所くずれるのか踏み
とどまるかで今後の照ノ富士が決まる。