4日目の役力士同士の対戦は大関御嶽海対
小結隆の勝だけである。この一番先場所14
目に組めたのに結局対戦なしの幻となって
しまった。今場所は早々と実現した。御嶽海
が4連敗後4連勝している。ともにパワー
相撲だけにどっちが勝るかが勝負のカギで
ある。
立ち合い攻め勝ったのは御嶽海である。隆の
勝が反撃に出て御嶽海黒房下土俵まで後退。
まわり込み気味的にはたき込むと隆の勝は
体が伸びきって土俵に落ちた。まだ4日目だ
が、展開によっては千秋楽結びの一番は再び
照ノ富士戦になるかもしれない。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/御嶽A.jpg)
貴景勝は押し相撲同士の大栄翔と対戦した。
それなりに見応えはあった。地力が上の貴景
勝がのど輪押しまで繰り出し勝利した。麒麟
児対富士桜の突き押しの応酬を見てきた目
にはもの足りなかった。なにより激しさと
スピードが違い過ぎた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/貴景勝A.jpg)
正代は宇良にいいように取られ4連敗となっ
た。まるで相撲になっていない。正代は番付
上ナンバー2である。先場所負け越してナン
バー2というのはおかしな話である。こう
いうところが番付が抱える矛盾なのである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/正代A.jpg)
成績本位の番付ならナンバー2には御嶽海に
なる。それを機械的に編成するから説明の
つかない結果を生むことになる。審判部は
合理的な思考ができなくなっている。
4日目を終え、上位全勝は御嶽海だけになっ
た。先場所、先々場所実現しなかった正代対
照ノ富士戦も早く実現させたほうがいい。