次の大関は誰か。御嶽海が大関に昇進して、
なるべき者はなってしまったという感じで
ある。それに御嶽海と関脇以下の力士とは
差がある状態だ。
それでは将来の大関候補として誰がピック
アップされるのか。大関へのステップは
関脇・小結定着から始まる。2021年三月
場所から今年の三月場所まで4場所関脇・
小結に在位したのが以下である。
隆の勝 関関平平平関小
明生 平平小関関小平
高安 小関関小平平平
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/200915三日目幕内-730-e1646622474431.jpg)
明生は4場所連続関脇・小結に在位したが、
一月場所5勝10敗と大敗して明け渡している。
高安は関脇・小結を離れて久しい。3力士の
上位でのここ1年(昨年三月場所から今年の
一月場所)の成績は次になる。
隆の勝 46勝44敗
明生 46勝44敗
高安 38勝32敗20休
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/210923十二日目幕内-1180-e1646622424995.jpg)
これでは大関になりそうな気配は薄い。
面白い存在は阿炎である。幕内復帰の場所で
大関貴景勝に勝ち、復帰2場所の先場所は
横綱照ノ富士に勝利した。幕内下位で12勝、
中位で12勝と大活躍した。以前小結に4場所
連続在位したことがあるが、あの当時より
強さは増加している。三月場所は久々の上位
である。ここで勝ち越すようなら期待は高ま
る。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/220122十四日目幕内-1188-e1646622514728.jpg)
若隆景は小結1場所、関脇1場所だが、ここ
1年の成績は50勝40敗と明生・隆の勝より上
である。とにかく今は関脇・小結に定着する
ことである。おっつけ、ねばり、バネと強く
なる要素はある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/210316三日目幕内-1092.jpg)
三月場所、新小結になる豊昇龍は面白い存在
である。何より22歳という若さと未来がある。
入幕してしばらくは軽量に泣いた時期があっ
た。今は力強さがでてきた。足技や投げも
ある。前みつを取って、前に出る力がさらに
つくと技も生きてくる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/0R9A5488-e1646622442969.jpg)
結論は、つぶさに検討すると22歳の豊昇龍が
有力である。阿炎の大関は三月場所の相撲
内容次第という条件付きである。
風が冷たいです。 。
興味深いテーマをこれからもお届けします。