大相撲

■初 5日目 白鵬の相撲に乱れ

2019年1月17日

4連敗中の大関栃ノ心が今日から休場した。
この日は大関高安、横綱鶴竜と負け、2勝
3敗となった。もしかすると休場は増える
かもしれない。4連勝の白鵬にしても相撲
内容はもう1つである。

その白鵬は結びで急成長の錦木と対戦した。
今の白鵬はかつての白鵬ではない。見ていて
安心という域まで達していない。一歩間違う
と危ういというイメージが頭から離れない。
そのせいか立ち合いはやってやり直し。2度
目は白鵬が嫌って待った。とても自信満々の
横綱とは思えない。

3度目に立って左差し、かいなが返った。
出る白鵬。錦木右から小手投げ。白鵬倒れ
こむも錦木の左足が飛んだ。行司伊之助は
錦木に上がるも物言いがついた。白鵬の足が
返るのと錦木の足が出るのとどっちが先か。
結果は取り直しとなった。

取り直しになっても白鵬への不安は消えない。
時間が押しているせいか、すぐ制限時間と
なった。立ち合いまたも白鵬がつっかける。
2度目で立ったが、白鵬は錦木をあしらう
相撲に出た。立ち合い相手の右を引っぱり
込んで、体をかわす。押し込んでくる錦木を
回り込んでかわす。さらに出る錦木を土俵際
かわしながら右上手を取って、自らの体勢を
崩しながらの上手投げでかろうじて勝利した。
伊之助が東土俵下に転落しながらうちわを
上げるおまけつきとなった。

白鵬は栃煌山戦の幸運、前日の北勝富士戦の
紙一重の勝利といい、白鵬本来の相撲では
ない。特に立ち合いに不安がつきまとう。
立ち合いがうまくいかなければ、その後の
流れもうまくいくはずがない。白鵬の相撲は
右四つ磐石の相撲である。それが出ていない
のである。

相撲はいかに自分が力を発揮できる体勢を
つくるかを争う競技である。そういう意味で
今の白鵬は自分の相撲にほど遠い。
【稀勢の里写真館】
170127稀勢の里明治神宮 199
<稀勢の里公開初土俵入り>

190115三日目十両幕下以下 2224

<本場所最後の土俵入り>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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