2018年2月– date –
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新たな不祥事勃発で問われる公益財団法人
留まることのない協会の不祥事。三月場所を前にして、2年前の十一月場所中におきたとんでもない事件の疑惑が浮上してきた。10代の現役力士が福岡で10代の少女に無理やりわいせつに及んだ疑いが出てきた。すでに1月中旬書類送検されていた。この力士は、... -
横綱の皆勤場所数
来る三月場所で白鵬の横綱在位場所数が、北の湖を抜いて64場所になる。実に10年半を超えて横綱に在位し、なおかつ単独首位になるわけである。北の湖に続くのは、千代の富士の59場所、大鵬の58場所となる。しかし、横綱在位場所数といっても、横綱は降格し... -
波乱の春か三月場所番付発表
三月場所の番付が発表された。先場所横綱・大関と対戦する地位で勝ち越した関脇以下の力士は4人。御嶽海、逸ノ城、栃ノ心、千代大龍の4力士である。前場所優勝した栃ノ心が関脇に返り咲いたのをはじめ。4人で関脇・小結を占めた。<優勝した栃ノ心(右... -
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬3
5.優勝回数( )は全勝双葉山 12回(8回)大鵬 32回(8回)白鵬 40回(13回)年2場所制の双葉山が6場所制なら何回優勝できただろうか。3倍の36回かというと、そうは言い切れない。年2場所時代で1回優勝の出羽湊は年6場所なら3回優勝で... -
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬2
2.大関・横綱の勝率協会の看板となり、責任ある地位になる大関・横綱時代の勝率はどうか。双葉山 204勝24敗22休 勝率8割9分5厘大鵬 680勝120敗136休 勝率8割5分白鵬 851勝122敗77休 勝率8割7分5厘双葉山が大関時代を全勝で通過したのに対... -
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬1
<双葉山>昭和・平成の3強を選ぶとすると双葉山、大鵬、白鵬であるならば、異論は少ないであろう。改めてこの3強を数字で比較してみる。数字といっても双葉山は年2場所の力士であり、1場所の日数も現在のように15日制ではなく、まちまちである。また... -
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ2
双葉山対玉ノ海戦は、双葉山が69連勝の途上であったことも加わって、昭和11年夏場所の初顔から5連敗であった。それでも唯一勝ったときがあった。昭和14年春場所である実は昭和14年春場所は歴史的な場所となった。無敵双葉山が新鋭安芸ノ海に敗れ、69連勝... -
大関時代より弱い今の稀勢の里
久々に会った相撲仲間が開口一番こう言った。「稀勢の里は一段と弱くなったね。大関時代より弱いのではないか」稀勢の里は確かに攻撃力も防御力も鈍い。大関時代より弱いと言われても反論のしようがない。横綱が大関時代より弱い。それは稀勢の里にとって... -
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ1
双葉山の強さを語れる世代はほとんどいないと思われるほど、時は過ぎ去っていった。もはや双葉山は遠い昔の存在になりつつある。しかし、今から約50年前の昭和42年、専門誌「大相撲」(読売新聞社発行)名古屋場所展望号で双葉山と大鵬を比較する企画が打... -
平成30年三月場所チケットネット事情
三月場所のチケットは発売当日数時間で売り切れた。それから2週間が経過した。チケットは今どんな状態か。公式では売り切れでも、ネットではまだまだ見かけることができる。そこでネットのチケット状況をみてみることにした。チケット専門サイト最大手は... -
外国出身力士、親方への道
去る2月4日、朝赤龍の引退相撲がおこなわれた。朝赤龍は帰化していたため、協会に残り、親方業を務めていた。鶴竜も親方になるため帰化申請中というニュースが流れたことがあった。日馬富士も事件さえなければ、協会に残る意志があったともいわれている... -
敢闘賞竜電の出世街道
一月場所、新入幕の竜電は10勝5敗の好成績で敢闘賞を受賞した。竜電が土俵に上がると声援が飛ぶ。竜電は現在27歳である。これまでどのような出世街道を歩んできたのか、ふり返ってみよう竜電の初土俵は平成18年三月場所の前相撲である。同期には一月場所... -
貴乃花VS協会新たな闘争勃発3
昨年の十一月場所中、貴乃花と協会首脳の間で決定的な溝ができることになった。それは貴乃花が役員室に呼ばれたときのことである。「内々で済む話だろう」と被害届を取り下げるよう言われたことである。役員室にいたのは、八角(元北勝海)理事長と尾車(... -
気になる貴ノ岩の動向
2月中旬に入ったが、貴ノ岩はいっこうに土俵に姿を現さない。十一月場所、一月場所と休場してきた。この間稽古をしてきたわけではない。体は動かしているのかもしれないが、相撲で使う筋肉は土俵で培われる。<阿武咲対貴ノ岩 H29年九月場所千秋楽>そ... -
強さ持続!栃ノ心がトーナメントで優勝
日本大相撲トーナメント第42回大会が開催された。国技館に到着したら入場の列ができていた。以前国技館前テント村で知り合った彼は5時からに並んだという超人ぶり。筆者は10時15分に国技館に着いたが、正門が見える範囲であった。列は4、5人の幅であっ... -
貴乃花VS協会新たな闘争勃発2
2月7日に放送された「独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」は協会に申請がなかった、と協会側は怒り心頭である。テレビ朝日は報道の一環と見解の対立をみせ始めている貴乃花は巡業部長でありながら、協会へ報告しなかったことが批難さ... -
貴乃花VS協会新たな闘争勃発1
貴乃花親方がテレビ朝日の3時間半にも及ぶインタビューに答えた。これが7日2時間弱の枠で放送された。日馬富士の暴行が明るみになった昨年の11月14日以来だから、3ヶ月弱を経て初めて語ったことになる。いささか遅きに失した感はある。事件に関しては... -
不毛な理事長選
理事候補選挙は、各テレビ局でその仕組みが詳しく報道された。視聴者のなかには、選挙とは名ばかりで、あらかじめ一門で振り分けられた談合に、あきれ返った方もいらしたのでは。開かれた民主的な組織といえないと感じても不思議ではない。3月、理事候補... -
平成29年力士数の変遷
満員御礼が続く相撲協会にも泣き所がある。それは入門者数である。少子化、あるいは野球やサッカーなどの他のプロスポーツへの流出など、新弟子をとりまく環境は必ずしもいいとはいえない。去年1年間の力士数をみていこう。ここでいう力士数は番付に載っ... -
優勝栃ノ心の相撲内容を採点する
一月場所、栃ノ心はまさかの快進撃で快走。1敗で前半を折り返した。トップを走る横綱鶴竜が11日目から連敗すると、優勝戦線のトップに浮上。そのまま連戦連勝で突っ走り、14日目に優勝を決めた。左上手を取ると引きつけが強く、一月場所ほど力強さを発揮... -
平成30年大阪場所チケット事情
数々の不祥事後、大阪場所のチケットが発売された。売れ行きはどうか。一言でいうとまったく不祥事を感じさせない凄まじさである。千秋楽は数秒でなくなった。1枚購入して、もう1枚購入しようとしても次の瞬間すでになかった。相撲仲間は、土日祝日を狙... -
貴乃花玉砕で変わらぬ相撲界
自身の1票のみでいい。と理事候補戦に立候補し、定数10人無投票で決まる理事候補を避けんとした貴乃花。2票で落選という本当に玉砕結果に終わった。今回他の一門からの何票かはなかった。結果は以下である。なお、以前は弟子養成手腕がものを言った時代...
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