来る三月場所で白鵬の横綱在位場所数が、
北の湖を抜いて64場所になる。実に10年半を
超えて横綱に在位し、なおかつ単独首位に
なるわけである。北の湖に続くのは、千代の
富士の59場所、大鵬の58場所となる。しかし、
横綱在位場所数といっても、横綱は降格しな
いせいか、他の地位よりどうしても休場が
目立つ傾向がある。
そこで横綱皆勤場所数に限ればどうなるのか、
検証してみた。年2場所の時代は栃木山、
双葉山の13場所が最高であった。戦後場所数
が徐々に増えていく過度期に羽黒山が19場所
皆勤をなしとげた。横綱審議委員会が誕生後
は、千代の山が20場所、栃錦が23場所皆勤で
更新した。
年6場所時代の申し子大鵬が最年少(当時)
で横綱に昇進して、記録は一挙に44場所に
伸びた。大鵬の最年少横綱昇進記録を破った
北の湖が、51場所と、初めて50台にまで記録
を伸ばした。この記録は千代の富士(46場所)
もぬけず、白鵬の登場を待たねばならなかっ
た。白鵬は現在横綱皆勤最高場所数記録の
58場所を保持している。
それでは横綱の連続皆勤場所数はどうか。
年2場所の時代は途中休場が1場所しかない
栃木山の10場所連続皆勤がある。これを更新
したのは初代若乃花で11場所連続皆勤であり、
大鵬の16場所連続皆勤である。これを一挙に
更新したのが、北の湖で43場所連続皆勤まで
記録を伸ばした。さすがにこの記録の更新は
難しいかと思われたが、白鵬が48場所連続
皆勤を成し遂げた。8年に及んだわけだが、
これが現在の最高記録である。
なお、稀勢の里の横綱皆勤1場所は、2代目
西ノ海、武蔵山と並んでワースト記録である。
花粉が飛び始めました。
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よしなに
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