大相撲

数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬3

2018年2月24日

5.優勝回数( )は全勝
双葉山 12回(8回)
大鵬  32回(8回)
白鵬  40回(13回)

年2場所制の双葉山が6場所制なら何回優勝
できただろうか。3倍の36回かというと、
そうは言い切れない。年2場所時代で1回
優勝の出羽湊は年6場所なら3回優勝できた
とは思えない。5打数5安打の打者が15打数
15安打、打てるとは限らない。では逆に大鵬、
白鵬が年2場所制ならどうなるだろうか。
大鵬10.7回(全勝2.7回)、白鵬13.3回(全
勝4.3回)になる。優勝回数は白鵬がトップ
だが、全勝優勝回数は双葉山が群を抜いて
いる。
双葉
<双葉山のブロマイド>

6.優勝率
優勝率とは、初優勝の場所から最後の優勝の
場所まで、何場所中何回優勝したかを表す
ものである。
双葉山15場所中12回 優勝率8割 
大鵬 62場所中32回 優勝率5割1分6厘
白鵬 69場所中40回 優勝率5割8分

双葉山の優勝率8割は、他に優勝をほとんど
渡していないことを意味する。双葉山12回の
優勝中、優勝したのはわずかに出羽湊、安芸
ノ海、羽黒山の3人にすぎなかった。大鵬、
白鵬は年6場所、休場などもあり、こうは
いかない。
120109二日目幕内 13白鵬土俵入り
<白鵬>

7.連続優勝
双葉山 5連覇
大鵬 6連覇
白鵬 7連覇

連続優勝は古くは(厳密には時事新報社に
よる優勝額を国技館に掲げる制度)太刀山、
栃木山の5連覇があり、双葉山も5連覇で
終わっている。いずれも年2場所制の時代で
ある。6場所制の申し子大鵬が初めて6連覇
を2度成し遂げた。大鵬の記録を破ったのは
朝青龍で、7連覇を達成。その後白鵬も7連
覇して、現在これが最高記録となっている。

8.横綱対横綱の成績
強豪との対戦成績である。大関はどうも全体
的に弱いイメージが多く、はずした。ここで
は横綱対横綱の対戦成績に限定した。

▼双葉山15勝2敗 勝率8割8分2厘
双葉山 2勝 玉錦
双葉山 1勝  武蔵山
双葉山 7勝 男女ノ川
双葉山 3勝 安芸ノ海
(1不戦勝有)
双葉山 2勝2敗 照国

▼大鵬40勝21敗 勝率6割7分2厘
大鵬 19勝9敗 柏戸
   (決定戦1勝含む)
大鵬 4勝3敗 栃ノ海
大鵬 8勝4敗 佐田の山
(1不戦敗有)
大鵬 4勝2敗 北の富士
大鵬 5勝3敗 玉の海
   (決定戦1勝1敗含む)

▼白鵬31勝15敗 勝率6割7分4厘
白鵬 8勝5敗 朝青龍
   (決定戦2敗を含む)
白鵬 14勝8敗 日馬富士
白鵬 9勝2敗 鶴竜  、、

横綱対横綱戦は、双葉山が圧勝している。
男女ノ川戦は対戦が最も多く、7戦全勝で
ある。連勝を止められた安芸ノ海戦は、その
後1度も負けていない。新たな強豪照国に
2敗している。なお、弟弟子の羽黒山との
対戦はない。
大鵬 003
<大鵬>

大鵬は最初苦戦していた柏戸戦を克服して
横綱同士では差をつけた。さらに次世代の
北の富士、玉の海とまで対戦している。よく
2人の全勝をストップしていた。初代若乃花
とは同系統のため対戦はない。

白鵬は先輩横綱朝青龍とはやや接戦である。
日馬富士戦はここ一番という相撲では常に
勝利してきた。鶴竜戦は圧勝している。なお、
白鵬対稀勢の里の横綱同士の対戦は未だ実現
していない。対戦がないまま終われば珍記録
になる。

昭和・平成の3強を数字で比較してみたが、
白鵬は現役だから今後どのように数字が変化
していくか注目していきたい。

(この項目終わり)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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