大相撲

数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬2

2018年2月23日

2.大関・横綱の勝率

協会の看板となり、責任ある地位になる大関・
横綱時代の勝率はどうか。
双葉山 204勝24敗22休 勝率8割9分5厘
大鵬 680勝120敗136休 勝率8割5分
白鵬 851勝122敗77休  勝率8割7分5厘
双葉山が大関時代を全勝で通過したのに対し、
大鵬は10勝、11勝がある。白鵬も8勝、10勝
で足踏みしている。ここでは双葉山が抜群の
勝率を残している。勝利数は白鵬が大鵬に171
勝差をつけている。
双葉 山
<双葉山のブロマイド>

3.全盛期の勝率
全盛期の勝率を1年間(6場所連続、双葉山
は2場所連続)、2年間(12場所連続、双葉
山は4場所連続)、3年間(18場所連続、
双葉山は6場所連続)で最もいい成績を取っ
てみた。
1年間
双葉山 26勝0敗 勝率10割
大鵬  84勝6敗 勝率9割3分3厘
白鵬  88勝2敗 勝率9割7分8厘

2年間
双葉山 50勝0敗 勝率10割
大鵬  162勝18敗 勝率9割 
白鵬  172勝8敗 勝率9割5分6厘

3年間
双葉山 70勝2敗 勝率9割7分2厘
大鵬 237勝勝33敗 勝率8割7分8厘=13.2勝
白鵬  253勝17敗  勝率9割3分7厘=14.1勝
大 鵬
<大鵬>
  
69連勝の始まりから連勝がストップする前場
所までが、双葉山の3年間の成績が最もよか
った時期である。大鵬は大関3場所目から
第1次6連覇を経て2場所連続全勝優勝した
ころが最も成績がいい。これ以降は休場が
あり、3年間(18場所)連続好成績は続か
なかった。白鵬の場合は、中止になった平成
23年の三月場所は除外しての連続場所をとっ
た。横綱7場所目の全勝優勝から7連覇の
翌場所まで(途中63連勝あり)が、3年間で
最も良い成績である。場所数の少ない双葉山
に有利な数字が出ている。

4.連勝
全盛期を最も極端に表したのが連勝である。
双葉山 69連勝
大鵬  47連勝+α
白鵬  63連勝
kise白鵬A
<白鵬、稀勢の里に敗れ63連勝でストップ>

双葉山の69連勝は79年経った今も破られて
いない。まさに超人的記録である。今後も
超えそうな力士は見当たらない。大鵬は誤審
で連勝記録をストップさせられた。真実は
誤審となった戸田(後の羽黒岩)戦、その後
長谷川、前の山に勝っている。つまり、大鵬
は47連勝までしているのである。誤審さえ
なければどこまで記録は伸びたか。白鵬が
60連勝を超えて双葉山の記録に挑んだが、
稀勢の里に63連勝でストップされた。

(この項目続く)

2月は日数が短か過ぎます。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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