大相撲

不毛な理事長選

2018年2月7日

理事候補選挙は、各テレビ局でその仕組みが
詳しく報道された。視聴者のなかには、選挙
とは名ばかりで、あらかじめ一門で振り分け
られた談合に、あきれ返った方もいらした
のでは。開かれた民主的な組織といえないと
感じても不思議ではない。3月、理事候補が
正式に理事に認定されると、今度は理事長を
決めることになる。理事長を選ぶことができ
るのは理事のみである。

前回(平成28年)は八角(元北勝海)と貴乃
花が理事長に立候補して、本人以外が投票
した。結果は八角が6票、貴乃花が2票と
いうカタチで終わった。今回はおそらく八角
以外立候補はないと思われる。理事長といえ
ば相撲協会の最高責任者である。能力はもち
ろん協会の顔でもある。

これだけの不祥事を起こしたのだから、八角
はいったん身を引くべきであるという意見を
言う方がいる。しかし、現実は八角以外に
理事長候補はいない。伊勢ヶ濱(元旭富士)
は理事を辞任したし、貴乃花が落選した今は
なおさらである。
016A8934
<十一月場所貴乃花部屋宿舎>

今の理事候補10人のうち優勝経験があるのは
5人。八角が8回、あとは芝田山(元大乃国)
・尾車(元琴風)が2回。平幕で横綱・大関
との対戦不十分の鏡山(元多賀竜)が1回
あるだけである。横綱経験者は八角と芝田山
のみである。だから人によっては、八角は
あと10年理事長をやるという見方がある。

これでは1強9弱である。貴乃花は今こそ
理事復活への道を歩むべきである。世論を
バックに主張して味方につけ、1強体制に
風穴を開けていくことこそ貴乃花の使命で
ある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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