大相撲

大関時代より弱い今の稀勢の里

2018年2月19日

久々に会った相撲仲間が開口一番こう言った。
「稀勢の里は一段と弱くなったね。大関時代
より弱いのではないか」稀勢の里は確かに
攻撃力も防御力も鈍い。大関時代より弱いと
言われても反論のしようがない。横綱が大関
時代より弱い。それは稀勢の里にとってかな
りよろしくない状態である。

稀勢の里の特徴として、出場して負けが込む
と、休場というパターンがある。横綱6場所
中、4場所がこのパターンである。6割6分
7厘が途中休場である。これはいかにも多す
ぎる。1場所全休がある。一月場所では、
1勝4敗からの横綱休場は千代の山以来65年
ぶり、2場所3日連続金星配給は宮城山以来
87年ぶりという見出しがスポーツ紙に躍った。
180118五日目幕内 701=2
<一月場所 嘉風に敗れ4敗となった稀勢の里>

まさに屈辱だが、稀勢の里が大関時代より
弱ければ不思議でもなんでもない。宮城山は
大阪横綱であった。昭和2年東西合併で東京
の土俵にあがったが、実力は小結程度といわ
れていた。宮城山は東西合併後17場所横綱を
務めたが、途中休場は5場所であった。横綱
返上問題をおこした千代の山は5場所途中
休場、6場所全休している。

兄弟子の元若の里が西岩部屋をおこして独立
した。2月には部屋開きがおこなわれ、稀勢
の里が土俵入りを行うようである。ところが、
事情通によると2月上旬段階で部屋は建設中
だという。部屋の完成が延期するようだと
大阪入りする25日には間に合わないことも
考えられる。
180211トーナメント 874
<稀勢の里横綱の土俵入り>

そうなると稀勢の里は三月場所ですべてを
かけるのは難しくなってくる。もっともそん
な事情に関らず、稀勢の里は稽古で自信が
つくまで、中途半端に本場所に出場すべき
ではない。今度こそ万全で、やることはすべ
てやったという段階で出場することである。
屈辱を晴らすのは土俵の上しかない。

探し物をしてしまいました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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