2016年12月– date –
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大相撲
今年1年ご愛読ありがとうございました
今年(平成28年)1年ご愛読誠にありがとうございました。昨年(平成27年)よりPVが約2.5倍という結果を得られたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。場所のある奇数月では11月が最高のPVで、場所のない偶数月は12月が最高のPVでした。つまり、後になる... -
大相撲
続 平成28年の土俵の目撃者を振り返って
今年、相撲の技をテーマに連載していました。決まり手ではなく、決め手を中心にわかりやすい分類にと思っていました。相撲の技は相手に圧力をかけることから始まります。そういう意味で反り技というのは相撲の理にかなっていません。また、あびせ倒しを基... -
大相撲
平成28年の土俵の目撃者を振り返って
今年も早いもので残すところ2日強となりました。今年の土俵の目撃者は346のテーマに取り組んできました。1年間を通すと以下になります(12月は31日まで綴ったとして)。1月 292月 253月 404月 195月 256月 187月 408月 229月 2910月 3111月 ... -
大相撲
春日山論争
新番付の発表とともに知らされたことがある。それは元濱錦の春日山が年寄名跡証書を示せなかったことである。来年の1月16日までに株の保持者元春日富士との和解協議が成立しなければ退職するというのである。一審では元濱錦が元春日富士に1億7160万円支... -
大相撲
貴景勝の出世街道
一月場所新入幕を果たした力士に佐藤改め貴景勝がいる。本名佐藤貴信、兵庫県芦屋市出身、貴乃花部屋、173センチ、160キロ。突き押しのパワー相撲である。両親が貴信と名づけたことからもわかる通り貴乃花ファン。佐藤少年が貴乃花部屋に入門するのは運命... -
大相撲
一月場所の番付上位クラスと注目点
年の瀬に新番付が発表された。横綱・大関に休場がなければ、横綱・大関の対戦範囲は前頭東3枚目隠岐の海までである。ここまでが幕内上位クラスである。同部屋のため、日馬富士、照ノ富士、稀勢の里は西3枚目の勢まで対戦する。横綱・大関とフル対戦する... -
大相撲
力士数の推移と下位力士考
観客数は増えているが、力士志願者は増えないといわれている。相撲100年の大系を考えると憂慮すべき状況である。ここ2年の力士数の推移は以下である。これは番付に載った力士数である。付け出しや番付外は含んでいない。今年は、前年より微増である。就職... -
大相撲
立浪-時津風のいきさつ
元大翔山の追手風が伊勢ヶ濱一門を脱退して、時津風一門に移籍するとのニュースが報道された。考え方に相違があるという理由だが、具体的なことには触れていない。そもそも一門は政党ではないのだから、同じ考え方をもった者の集まりではない。会社におけ... -
大相撲
横綱の6場所連続(1年間)好成績5
優勝31回、53連勝の大横綱千代の富士は、意外と数字が伸び悩む一面があった。それは1年間の成績である。72勝以上の成績は、15場所で輪島以下である。連続72勝以上はわずか4場所で並み以下である。1年間80勝以上の成績も4回と極めて少ない。その原因は... -
大相撲
横綱の6場所連続(1年間)好成績4
輪島の相撲が安定してきたのは昭和47年九月場所の関脇からである。そこから1年間の関脇1場所、大関4場所、横綱1場所で、74勝16敗の成績をあげた。さらに8場所連続72勝以上の成績を続けた。昭和47年九月場所から昭和49年九月場所までのことである。強... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース2位・1位
■2位 琴奨菊10年ぶりの日本出身力士の優勝一月場所、日本出身力士琴奨菊の優勝は、栃東以来実に10年ぶりになる。大いに盛り上がった琴奨菊の優勝は、スポーツニュースだけでなく一般のニュースでも大きく報道され一躍時の人となった。3横綱を倒しての堂... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース4位・3位
■4位 稀勢の里優勝なしで年間最多勝9勝 13勝次点、13勝次点、12勝次点、10勝、12勝次点で稀勢の里が69勝21敗で年間最多勝を初めて獲得した。優勝なしでの受賞は年6場所制となった昭和33年以降で初の珍事である。初めて年間最多勝を獲得した要因に、稀... -
大相撲
横綱の6場所連続(1年間)好成績3
北の富士は燃える要素があるときは強い。九重(元千代の山)部屋が出羽海から破門独立した直後の場所で初優勝した。次に北の富士を燃えさせたのは、新大関清国の初優勝である。「清国一人に甘い汁は吸わせない」と連続優勝して横綱に昇進した。大関4場所... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース6位・5位
■6位 白鵬が驚異的スピードで通算1000勝を達成白鵬が十一月場所3日目魁聖を倒し、通算1000勝を達成。千代の富士、魁皇に続く3人目の快挙であった。同時にそのスピードもすばらしい。これは白鵬が負け数と休場が少ないことが大きい。並大抵のことでは達... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース8位・7位
■8位 八角理事長再選で執行部新体制昨年の11月20日本場所13日目、北の湖理事長は、62歳の若さで急逝した。現役の理事長逝去後は八角理事(元北勝海)が理事長代行としてリーダーシップを発揮してきた。昨年の12月18日、八角(元北勝海)を理事長代行では... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース10位・9位
■10位 1年間で優勝力士が5人一月場所の琴奨菊、三月場所・五月場所の白鵬、七月場所の日馬富士、九月場所の豪栄道、十一場所の鶴竜と今年1年は優勝力士が5人という賑やかな1年となった。今年は白鵬が絶対王者ではなかったことがもたらした結果である... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース 前文
今年も大相撲界のニュースをふり返る時期が到来した。主だったニュースは土俵外にもあったし、予期しないニュースも出てきた。そんななか、好角家・相撲通のM氏・S氏・T氏・A氏・H氏さらにKW氏に加わっていただき、6氏から今年の10大ニュースを寄... -
大相撲
横綱の6場所連続(1年間)好成績2
6場所制の申し子大鵬の出現は、将来横綱になるのが間違いないほどの逸材であった。入幕した場所に優勝し、大関に昇進した。しかし、大関で連続優勝し、新横綱で優勝しても1場所平均12勝となる1年間72勝に届かなかった。翌場所も優勝し、4連覇してよう... -
大相撲
横綱の6場所連続(1年間)好成績1
今年の年間最多勝は稀勢の里の69勝21敗だった。これは一月場所から十一月場所までの成績だが、1年の最初をいつにもってきてもいいわけで、五月場所から三月場所、九月場所から七月場所も1年間に変わりはない。稀勢の里が仮に一月場所、12勝3敗の成績を... -
大相撲
大相撲ナイター興行2
お客さんの入りが悪いとナイター興行という視点がどうしても出てくる。再び専門誌「大相撲」(読売新聞社刊)7月号「幕内全力士が考える大相撲再建案」に目を向けてみよう。-ナイター制、宣伝の方法、立ち合いの問題、無気力相撲に関してはどうか。とき... -
大相撲
大相撲ナイター興行1
プロ野球、プロボクシング、プロレスなどのプロスポーツは、平日はナイターでおこなわれる。いうまでもなく、仕事帰りのサラリーマンをはじめ勤労者などがターゲットである。実は大相撲もたった1度だけナイター興行をおこなった歴史がある。昭和30年の秋... -
大相撲
大相撲不人気時代 力士はこう考えた
今、大相撲は好況である。好況のときはけして考えることはないが、これがひとたびお客さんの入りが悪くなるとそうはいかない。あれこれ思考して大相撲が人気スポーツになる方策を考える。大相撲冬の時代は14日目、千秋楽を購入しておけば、当日売りでもけ... -
大相撲
発売1週間のチケット事情
12月3日のチケット発売日から今日で1週間が経過した。土日祝日及び12日目、13日目は売切れである。1月は他のプロスポーツが少ないせいか人気があるのが、これまでであった。その反面、雪国の方は雪の影響で交通機関がどうころぶかわからないので、躊躇... -
大相撲
石浦10番勝負
十一月場所を盛り上げた一人に石浦がいる。173センチ、114キロと小兵中の小兵である。10勝をあげ、敢闘賞を受賞した。石浦は十両10場所で最高は9勝である。それが入幕したとたん、予想以上の活躍をしたのだから驚かされた。石浦の相撲をふり返ってみよう... -
大相撲
学生出身力士比較論
連続2ケタの成績をあげた高安は、十一月場所負け越し、大関は振り出しに戻った。変わって浮上してきそうなのが、正代であり、御嶽海である。学生出身の2人への期待は大きい。まだ、正代は入幕1年であり、御嶽海は入幕7場所である。<正代> 両力... -
大相撲
師匠交代のとき
春日山部屋の部屋閉鎖問題はこれまで述べてきた(以下クリックして参照)。春日山問題をめぐる7つの疑問1春日山問題をめぐる7つの疑問2元春日山部屋の水口、萬華城ら力士12人が引退することになった。12月下旬には川崎で断髪式とパーティが開催される... -
大相撲
稀勢の里の15日間を採点する
十一月場所、稀勢の里は次点の12勝3敗の成績であった。初めて3横綱を撃破するという快挙を成し遂げた。その一方で平幕に3敗するという不可思議な面をみせている。稀勢の里がもつ二面性としかいいようがない。稀勢の里は15日間どんな相撲を取ったのか。... -
大相撲
一貫性がなかった取組編成
十一月場所は鶴竜の優勝で幕を閉じた。その裏でオヤッと思うことがあった。その正体は以下の星取り表から読み取れる。千秋楽にこう書いた。千秋楽、稀勢の里対琴奨菊の大関戦が組まれなかったのは異例である。いいこととはけして思わない。三役以上はリー... -
大相撲
一月場所のチケット事情
前日の2日は整理券の配布日だった。会社へ遅れないための配慮か、朝7時から配布開始である。国技館窓口でしか発売していない自由席通し券がなくなり、並ぶ列はどのくらい減ったかと思い、自分の目で確かめにいった。5分前の時点で、正門から南門まで並... -
大相撲
鶴竜 栄光と戦いのグラフ
鶴竜の久々の優勝は、鶴竜ファンを熱狂させた。3度目の優勝は、取りこぼしはなく、横綱戦を制して堂々たる14勝1敗の成績だった。先行逃げ切り型の優勝で、唯一の1敗はガチンコ稀勢の里のパワーに負けたものだった。鶴竜の栄光と戦いを写真で見ていこう... -
大相撲
今年の年間勝利ランキング
納めの十一月場所が終わり、平成28年の大相撲は終了した。今年1年、各力士はどのような成績を残したか。前半勢いがあったが、後半伸び悩んだり、その逆、あるいは最後まで浮上することはなったりと様々な人間模様を見せてくれた。年間成績を出す上で気を...
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