大相撲

学生出身力士比較論

2016年12月7日

連続2ケタの成績をあげた高安は、十一月場
所負け越し、大関は振り出しに戻った。変わ
って浮上してきそうなのが、正代であり、
御嶽海である。学生出身の2人への期待は
大きい。まだ、正代は入幕1年であり、御嶽
海は入幕7場所である。
160920十日目幕内 516
<正代>
 
両力士の先輩である豊山(前名内田)と輪島
は、どのような出世街道を歩んできたのか。
御嶽海、正代と比較してみた。それが以下で
ある。
学生出
まず、スタート時点が違う。豊山(前名内田)
と御嶽海は幕下10枚目格であるのに対し、
輪島は幕下付け出しである。これは制度の
問題で、2年連続学生横綱の輪島が両者より
劣っているわけではない。正代にいたっては
序ノ口スタートである。正代は序ノ口と幕下
で優勝している。

輪島は幕下で2場所連続全勝優勝というこれ
以上ない成績で、十両入りを果たしている。
十両では豊山(前名内田)が光っている。
めったに見られない15戦全勝優勝を2場所目
に達成している。当時十両の15戦全勝優勝は
栃光についで2人目であった。このあと北の
富士、把瑠都と現在までわずか4人しかいな
い。
輪 島
<輪島>
 
御嶽海、正代も2場所で十両を突破している。
成績も豊山(前名内田)とそんなに変わら
ない。輪島だけが十両で負け越しがあり、
4場所かかっている。輪島、御嶽海、正代も
十両優勝を達成している。

入幕後は豊山(前名内田)と輪島は、大関
直前までの数字である。Cは横綱・大関と
の対戦がない、または一部の対戦である。
Bは横綱・大関全員との対戦があるが、負け
越した場合。Aは横綱・大関全員と対戦し
勝ち越した場合である。

入幕後は豊山(前名内田)の超スピード出世
が、ずば抜けている。わずか入幕7場所で
大関昇進を決めている。大関直前は12勝、
12勝、13勝と数字だけなら横綱昇進かと思わ
せる。また、3場所連続殊勲・敢闘ダブル
受賞を達成している。
豊山
<豊山>
 
このスピード出世は輪島もかなわない。しか
し、輪島も入幕6場所目にはAの域に、しか
も11勝で達している。その場所を含め、6場
所連続Aで大関を決めている。この間初優勝
も達成している。
160920十日目幕内 300
<御嶽海>
 
現時点では入幕7場所の御嶽海、入幕6場所
の正代は、まだAの域に達していない。豊山
(前名内田)・輪島と比較するのは無理筋で
も、来年が両力士にとって勝負の年になる
のは間違いない。そのためにも早くAの域に
達し、定着することである。

今後生産されそうもない靴を購入した。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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