大相撲

大相撲不人気時代 力士はこう考えた

2016年12月10日

今、大相撲は好況である。好況のときはけし
て考えることはないが、これがひとたびお客
さんの入りが悪くなるとそうはいかない。
あれこれ思考して大相撲が人気スポーツに
なる方策を考える。大相撲冬の時代は14日目、
千秋楽を購入しておけば、当日売りでもけっ
こういい席が買えた。成人の日は7000人しか
入らず、横一列がガラアキだった。おまけに
雪で帰りの交通がまひしたこともあった。

今から48年前の昭和43年、大相撲は深刻な
不入りであった。どのくらい深刻か。五月
場所は千秋楽しか満員御礼がでなかった。
それもいくぶん無理をして出したほどであっ
た。昭和43年五月場所の番付は、横綱は柏戸
と大鵬。大鵬は全休、柏戸は途中休場だった。
大鵬は26回優勝していた。両横綱の後から
横綱になった栃ノ海、佐田の山は先に引退
していた。大関は玉乃島、豊山(前名内田)、
琴桜、北の富士と4人いた。豊山(前名内田)
は2場所後引退した。人気の高見山は入幕
3場所目であった。この場所優勝したのは
大関玉乃島で12勝、12勝、13勝優勝で横綱か
と思われたが、見送られた。

専門誌「大相撲」(読売新聞社刊)7月号
では「幕内全力士が考える大相撲再建案」を
特集している。
-相撲人気が落ち目になっていると思うが、
力士としてどのようにしたらいいと考えて
いるか、という質問に答えている。主な意見
を紹介してみよう。

柏戸「人気はさほど落ちているとは感じない
が、相撲をおもしろくするためには、なんと
いってもガンガンけいこして、いい相撲を
見せることではないか」
大鵬「人気は落ちていると思う。しかし、
一時的なものだろうし、不安はない。これを
救うには、ヒーローが出てこなくてはダメだ。
それも新弟子のころから人気のある力士。
野球の王(巨人)みたいな存在だ。いまうわ
べだけの対策を考えるのは、かえって危険。
現状のままでジッと耐えていたほうが得策
かもしれない」
大相撲
<専門誌 大相撲 読売新聞社刊>
 
玉乃島「たしかに人気は下がっているが、
不景気もたぶんに影響していると思う。しか
し、力士は内容があり迫力ある相撲を見せる
べきだ。景気回復を待つ間、力士はいまの
二倍以上のけいこをやることが必要だと思う」
北の富士「サッカーの人気はものすごい。
五月末にイギリスのプロ・チームと全日本の
試合をみたが、スタンドはもう熱狂的だった。
スピードとスリルが一緒になってゲームが
展開していくからだ。両チームの選手が死に
物狂いで、一時間半を走りまくっている。
大衆をひきつけるのは、あの熱意だ。わずか
三十秒足らずの勝負に、われわれは持って
いるものをすべて発揮しているだろうか。
-と、瞬間思った。相撲人気の回復は力士の
自覚にあるようだ」

この質問には37人の力士が回答している。
人気が落ちているとは思わないが3人。
人気うんぬんを考えるのは協会にまかせて
おけばいいという方が1人。よくわからない
が1人(高見山)。後は、人気は落ちている
と考えている。ただし、世間がいうほど落ち
ているとは思わない方もいる。

不人気対策となると内容あるいい相撲、お客
さんを満足させる相撲。その裏づけとして
けいこがあげられている。付加する内容は
異なっても合計21人が触れている。前記と
重なる人を含めてスター・ヒーローの出現が
5人。具体的な対策にふれていない意見も
6人と目立つ。大相撲不人気時代、力士は
以上のように考えた

現代では「大相撲不人気時代 力士はこう
考えた」はありえないが、人気は永久に続く
ものではない。大相撲冬の時代が再びきても、
国技館窓口は12時発売、自由席通し券なしを
通せるのだろうか。それを見届けたい。

札幌は大雪。相撲仲間は大丈夫か。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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