年別アーカイブ:2016年

今年1年ご愛読ありがとうございました

2016/12/31  

今年(平成28年)1年ご愛読誠にありがとう ございました。昨年(平成27年)よりPVが 約2.5倍という結果を得られたのもご愛読いた だいた皆様のおかげです。場所のある奇数月 では11月が最高のPVで ...

続 平成28年の土俵の目撃者を振り返って

2016/12/30    

今年、相撲の技をテーマに連載していました。 決まり手ではなく、決め手を中心にわかり やすい分類にと思っていました。相撲の技は 相手に圧力をかけることから始まります。 そういう意味で反り技というのは相撲 ...

平成28年の土俵の目撃者を振り返って

2016/12/29    

今年も早いもので残すところ2日強となりました。今年の土俵の目撃者は346のテーマ に取り組んできました。1年間を通すと以下 になります(12月は31日まで綴ったとして)。 1月 29 2月 25 3月 ...

春日山論争

2016/12/28  

新番付の発表とともに知らされたことがある。 それは元濱錦の春日山が年寄名跡証書を示せ なかったことである。来年の1月16日までに 株の保持者元春日富士との和解協議が成立し なければ退職するというのであ ...

貴景勝の出世街道

2016/12/27  

一月場所新入幕を果たした力士に佐藤改め 貴景勝がいる。本名佐藤貴信、兵庫県芦屋市 出身、貴乃花部屋、173センチ、160キロ。 突き押しのパワー相撲である。両親が貴信と 名づけたことからもわかる通り貴 ...

一月場所の番付上位クラスと注目点

2016/12/26  

年の瀬に新番付が発表された。横綱・大関に 休場がなければ、横綱・大関の対戦範囲は 前頭東3枚目隠岐の海までである。ここまで が幕内上位クラスである。同部屋のため、 日馬富士、照ノ富士、稀勢の里は西3枚 ...

力士数の推移と下位力士考

2016/12/25  

観客数は増えているが、力士志願者は増え ないといわれている。相撲100年の大系を考え ると憂慮すべき状況である。ここ2年の力士 数の推移は以下である。これは番付に載った 力士数である。付け出しや番付外 ...

立浪-時津風のいきさつ

2016/12/24  

元大翔山の追手風が伊勢ヶ濱一門を脱退して、 時津風一門に移籍するとのニュースが報道 された。考え方に相違があるという理由だが、 具体的なことには触れていない。そもそも 一門は政党ではないのだから、同じ ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績5

2016/12/23  

優勝31回、53連勝の大横綱千代の富士は、 意外と数字が伸び悩む一面があった。それは 1年間の成績である。72勝以上の成績は、 15場所で輪島以下である。連続72勝以上は わずか4場所で並み以下である ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績4

2016/12/22  

輪島の相撲が安定してきたのは昭和47年九月 場所の関脇からである。そこから1年間の 関脇1場所、大関4場所、横綱1場所で、 74勝16敗の成績をあげた。さらに8場所連続72勝以上の成績を続けた。昭和4 ...

平成28年大相撲10大ニュース2位・1位

2016/12/21  

■2位 琴奨菊10年ぶりの日本出身力士の優勝 一月場所、日本出身力士琴奨菊の優勝は、 栃東以来実に10年ぶりになる。大いに盛り 上がった琴奨菊の優勝は、スポーツニュース だけでなく一般のニュースでも大 ...

平成28年大相撲10大ニュース4位・3位

2016/12/20    ,

■4位 稀勢の里優勝なしで年間最多勝 9勝 13勝次点、13勝次点、12勝次点、10勝、 12勝次点で稀勢の里が69勝21敗で年間最多勝 を初めて獲得した。優勝なしでの受賞は年6 場所制となった昭和3 ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績3

2016/12/19  

北の富士は燃える要素があるときは強い。 九重(元千代の山)部屋が出羽海から破門 独立した直後の場所で初優勝した。次に北の 富士を燃えさせたのは、新大関清国の初優勝 である。「清国一人に甘い汁は吸わせな ...

平成28年大相撲10大ニュース6位・5位

2016/12/18    

■6位 白鵬が驚異的スピードで通算1000勝を達成 白鵬が十一月場所3日目魁聖を倒し、通算 1000勝を達成。千代の富士、魁皇に続く3人 目の快挙であった。同時にそのスピードも すばらしい。これは白鵬 ...

平成28年大相撲10大ニュース8位・7位

2016/12/17    ,

■8位 八角理事長再選で執行部新体制 昨年の11月20日本場所13日目、北の湖理事長 は、62歳の若さで急逝した。現役の理事長 逝去後は八角理事(元北勝海)が理事長代行 としてリーダーシップを発揮して ...

平成28年大相撲10大ニュース10位・9位

2016/12/16    ,

■10位 1年間で優勝力士が5人 一月場所の琴奨菊、三月場所・五月場所の 白鵬、七月場所の日馬富士、九月場所の豪栄 道、十一場所の鶴竜と今年1年は優勝力士が 5人という賑やかな1年となった。今年は 白 ...

平成28年大相撲10大ニュース 前文

2016/12/15  

今年も大相撲界のニュースをふり返る時期が 到来した。主だったニュースは土俵外にも あったし、予期しないニュースも出てきた。 そんななか、好角家・相撲通のM氏・S氏・ T氏・A氏・H氏さらにKW氏に加わ ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績2

2016/12/14  

6場所制の申し子大鵬の出現は、将来横綱に なるのが間違いないほどの逸材であった。 入幕した場所に優勝し、大関に昇進した。 しかし、大関で連続優勝し、新横綱で優勝 しても1場所平均12勝となる1年間72 ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績1

2016/12/13  

今年の年間最多勝は稀勢の里の69勝21敗だっ た。これは一月場所から十一月場所までの 成績だが、1年の最初をいつにもってきても いいわけで、五月場所から三月場所、九月 場所から七月場所も1年間に変わり ...

大相撲ナイター興行2

2016/12/12  

お客さんの入りが悪いとナイター興行という 視点がどうしても出てくる。再び専門誌「大 相撲」(読売新聞社刊)7月号「幕内全力士 が考える大相撲再建案」に目を向けてみよう。 -ナイター制、宣伝の方法、立ち ...

大相撲ナイター興行1

2016/12/11  

プロ野球、プロボクシング、プロレスなどの プロスポーツは、平日はナイターでおこなわ れる。いうまでもなく、仕事帰りのサラリー マンをはじめ勤労者などがターゲットである。 実は大相撲もたった1度だけナイ ...

大相撲不人気時代 力士はこう考えた

2016/12/10  

今、大相撲は好況である。好況のときはけし て考えることはないが、これがひとたびお客 さんの入りが悪くなるとそうはいかない。 あれこれ思考して大相撲が人気スポーツに なる方策を考える。大相撲冬の時代は1 ...

発売1週間のチケット事情

2016/12/9    

12月3日のチケット発売日から今日で1週間 が経過した。土日祝日及び12日目、13日目は 売切れである。1月は他のプロスポーツが 少ないせいか人気があるのが、これまでで あった。その反面、雪国の方は雪 ...

石浦10番勝負

2016/12/8  

十一月場所を盛り上げた一人に石浦がいる。 173センチ、114キロと小兵中の小兵である。 10勝をあげ、敢闘賞を受賞した。石浦は十両 10場所で最高は9勝である。それが入幕した とたん、予想以上の活躍 ...

学生出身力士比較論

2016/12/7  

連続2ケタの成績をあげた高安は、十一月場 所負け越し、大関は振り出しに戻った。変わ って浮上してきそうなのが、正代であり、 御嶽海である。学生出身の2人への期待は 大きい。まだ、正代は入幕1年であり、 ...

師匠交代のとき

2016/12/6  

春日山部屋の部屋閉鎖問題はこれまで述べて きた(以下クリックして参照)。 春日山問題をめぐる7つの疑問1 春日山問題をめぐる7つの疑問2 元春日山部屋の水口、萬華城ら力士12人が 引退することになった ...

稀勢の里の15日間を採点する

2016/12/5    ,

十一月場所、稀勢の里は次点の12勝3敗の 成績であった。初めて3横綱を撃破すると いう快挙を成し遂げた。その一方で平幕に 3敗するという不可思議な面をみせている。 稀勢の里がもつ二面性としかいいようが ...

一貫性がなかった取組編成

2016/12/4  

十一月場所は鶴竜の優勝で幕を閉じた。その 裏でオヤッと思うことがあった。その正体は 以下の星取り表から読み取れる。 千秋楽にこう書いた。 千秋楽、稀勢の里対琴奨菊の大関戦が組まれ なかったのは異例であ ...

一月場所のチケット事情

2016/12/3    

前日の2日は整理券の配布日だった。会社へ 遅れないための配慮か、朝7時から配布開始 である。国技館窓口でしか発売していない 自由席通し券がなくなり、並ぶ列はどのくら い減ったかと思い、自分の目で確かめ ...

鶴竜 栄光と戦いのグラフ

2016/12/2    ,

鶴竜の久々の優勝は、鶴竜ファンを熱狂させ た。3度目の優勝は、取りこぼしはなく、横綱戦を制して堂々たる14勝1敗の成績だった。 先行逃げ切り型の優勝で、唯一の1敗はガチンコ稀勢の里のパワーに負けたもの ...

今年の年間勝利ランキング

2016/12/1    ,

納めの十一月場所が終わり、平成28年の大相 撲は終了した。今年1年、各力士はどのよう な成績を残したか。前半勢いがあったが、 後半伸び悩んだり、その逆、あるいは最後 まで浮上することはなったりと様々な ...

十一月場所総評

2016/11/30    ,

★場所の相撲人気をどうみるか 満員御礼が出なかったのは2日間だけだから、 よく入ったといえる。ただし、客席がずいぶんプレス用などでつぶされている。今回は新たに大型のブースが設けられていた。こんなに多く ...

■福岡千秋楽 明暗を分けたモノ

2016/11/29    ,

鶴竜が日馬富士との横綱戦を制して、14勝 1敗の堂々たる成績で優勝した。鶴竜が横綱 に昇進して16場所目のことであった。今年 1年間優勝争いをすることができず、存在 価値を問われかねなかったが、見事脱 ...

■福岡14日目 優勝とともに決まったコト

2016/11/29    ,

展開は思わぬ方向に動いた。日馬富士が制限 時間を勘違いするハプニングがあった。日馬 富士対白鵬戦は予想を覆し、日馬富士が果敢 に出るも、白鵬の動き勝ちとなった。日馬 富士は3敗で自力優勝はなくなった。 ...

■福岡13日目 大関の限界

2016/11/29    ,

13日目から横綱戦が始まるが、なぜか緊張感 は薄い。緊張感があるのは日馬富士対豪栄道 戦、稀勢の里対栃ノ心戦である。栃ノ心は 先場所、変化で稀勢の里をくだしているが、 今場所の稀勢の里なら大丈夫だろう ...

■福岡12日目 稀勢の里にまさかの線

2016/11/28  

1敗日馬富士対2敗稀勢の里のサバイバル戦 が今日の焦点。七月場所では優勝決戦で、 日馬富士の素早い踏み込みと食い下がりに 完敗した稀勢の里。今日はあのときのリベ ンジに燃えても不思議ではない。それでも ...

■福岡11日目 パワー、うまさをねじ伏せる

2016/11/28  

ある鶴竜ファンの動きは俊敏である。初日 観戦しているが、鶴竜が優勝するようなら 再び福岡入りするというのである。特に11日 目組まれた全勝鶴竜対2敗稀勢の里戦に勝つ ことがあれば濃厚だというのである。 ...

■福岡10日目白鵬、稀勢の里に63連勝でストップ再現相撲

2016/11/28    ,

10日目はどうも一方的な相撲が目立った。 同時に九州出身の関取がほとんど負けた。 厄日か天中殺か。もっとも鹿児島から1日 観戦に来た方によると博多まで駅から駅まで 2時間かかると聞いた。2時間といえば ...

殊勲賞の中身3【昭和25年夏~昭和28年秋】

2016/11/22  

▼11月27日用 これまで殊勲賞の中身を書いてきて、傾向は 見えてきたように思うのでここでは、注釈 のみを表記する。 昭和26年秋場所はどうひいき目にみても栃錦 のほうが殊勲の内容は上である。しかし、 ...

平成21年十一月場所グラフ

2016/11/22    ,

▼11月26日用 白鵬が年間86勝と驚異的数値をあげたのは、 平成21年であった。納めの十一月場所は全勝 優勝を達成している。独走で12回目の優勝で あった。横綱は白鵬と朝青龍、大関は琴欧洲、 琴光喜 ...

大相撲の問題点をめぐる相撲メモ

2016/11/22    

▼11月25日用 【平成21年問題山積の相撲協会】 武蔵川(元三重ノ海)理事長(当時)と北の 湖前理事長と何が違うのだろうかと思えて きた。武蔵川理事長がやったことは、立ち 合いに手をつくことを徹底さ ...

殊勲賞の中身2【昭和25年春~昭和26年春】

2016/11/21  

▼11月24日用 昭和25年春場所は吉葉山が殊勲賞を受賞した。 内容的にほとんど変わらない鏡里は殊勲賞は おろかほかの三賞も受賞できなかった。途中 休場した横綱照國を倒した差といかいいよう がない。し ...

四股名のルーツ【○風】

2016/11/21  

▼11月23日用 はじめに 四股名は、江戸東京相撲の幕内力士に限定 する。といっても江戸期には番付の上段が 今の幕内に相当するとはいえない時期がある。 ここでは便宜上、上段のみを対象とする。 また、番 ...

魁皇通算1047勝をめぐる相撲メモ

2016/11/21    

▼11月22日用 【平成23年七月場所】 ■3日目 魁皇限界か 鶴竜に敗れ3連敗 千代の富士のもつ通算最多勝利1045にあと 1勝で並び、2勝で新記録達成だけに、魁皇 の快挙は時間の問題に思えた。しか ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2016/11/21  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために福岡へ 飛びます。十一月場所の10日目から千秋楽 は場所後に掲載いたします。暫くお待ち ...

■福岡9日目 場所のゆくえ

2016/11/21    ,

9日目までの成績を整理すると全勝は鶴竜、 1敗は日馬富士、白鵬、2敗は稀勢の里、 照ノ富士となった。(横綱・大関全員と対戦 のない、または対戦予定のない力士は優勝の 権威に関るので除外した。)こうみる ...

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■福岡8日目 薄れゆく場所の焦点

2016/11/20    

序盤戦、完璧な相撲を取ってきた豪栄道。 その歯車がこの3日間くるいが生じている。 後退することがなかったのが、豪栄道の相撲 だったのに、玉鷲、魁聖、そして今日の隠岐 の海と後退だらけである。隠岐の海に ...

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■福岡7日目 新入幕技能賞をねらう石浦の快進撃

2016/11/19  

相撲界には家賃が高い、という言葉がある。 番付の地位にふさわしい実力がともなわない ことを例えた言葉である。新入幕石浦は先場 所十両5枚目で9勝6敗の成績であった。 本来なら入幕できる成績ではなかった ...

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■福岡6日目 波乱が低レベルに繋がることを懸念

2016/11/18    ,

豪栄道は以前の豪栄道ではない。強さを増し ている。玉鷲は以前の玉鷲ではない。すごみ を身につけてきた。そんな両者が6日目に 激突した。立ち合い両者が頭と頭で激しく ぶつかりあう。玉鷲果敢に突きたて、豪 ...

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■福岡5日目 豪栄道に対する突破口

2016/11/17    ,

豪栄道はますます強みを増している。馬力 相撲の碧山にさがることなく、途中傾きかけ たが踏みとどまった。最後まで圧倒して前に 出た。引いたのは碧山で、そこをつけこま れて敗れた。場所前、馬力相撲タイプは ...

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■福岡4日目 大関陣のほころび

2016/11/16    

照ノ富士は今年1年で3度もカド番を迎えて いる。今年5場所の成績も25勝41敗9休と 1場所平均5勝しかあげていないのである。 今場所もカド番である。初日、2日目の照ノ 富士は魂ここにあらずのような気 ...

■福岡3日目 白鵬通算1000勝達成の偉業

2016/11/15    

3日目結びの一番で白鵬が魁聖に勝利して、 ついに史上3人目の通算1000勝を達成した。 先場所全休したため、達成が今場所までのび たが、ストレートの3連勝で決めた。花道で 花束を渡され、祝福されていた ...

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■福岡2日目 豪栄道の心境

2016/11/14    ,

早くも実現した豪栄道対高安戦。豪栄道に とっては、対戦成績で負け越している強敵で ある。制限時間後、高安がつっかけるのが 早く仕切り直し。昨日の隠岐の海のように 気負っている。2度目の立ち合い、勝負は ...

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■福岡初日 厭な相手をのりきった豪栄道

2016/11/13    ,

横綱・大関陣は初日から厭な相手との対戦と なった。試練、つまり試されているのだ。 稀勢の里対碧山戦。稀勢の里に先場所のよう な1敗もできないという切羽詰った様子は微塵もなかった。何度か苦戦してきたこと ...

相撲通が語る十一月場所の展望

2016/11/12    ,

明日から福岡で十一月場所が始まる。九月 場所全勝初優勝した大関豪栄道の成績は、 全休からの復活はあるか白鵬、年間最多勝を 争う稀勢の里と日馬富士。今年納めの場所の メインエベントは誰対誰になるのか。十 ...

横綱審議委員長が示した見識

2016/11/11    

横綱の問題点は何か。それは同じ横綱でも 天と地ほどの開きがある点である。双葉山も 武蔵山も同じ横綱扱いである。それは安易な 横綱づくりに原因があると指摘してきた。 昭和33年以降、その大元として横綱審 ...

豪栄道の15日間を推測する

2016/11/10    ,

勢いのあるときは誰しも好調にみえる。一月 場所優勝の琴奨菊のように。そういう意味で 前場所優勝の大関豪栄道は、十一月場所で 真価を問われる。これまで「全勝初優勝の 翌場所」、「初優勝からの連続優勝」と ...

相撲ファンに対するある包囲網

2016/11/9    

10日は何の日か。言葉を代えると初日の前の 週の木曜日は何の日か。十一月場所の前夜祭 がある日である。前夜祭の主な内容は郷土 力士紹介、トークショー(ない場合もある)、 力士のど自慢など盛りだくさんで ...

年間最多勝をねらう日馬富士

2016/11/8    

69勝21敗 優勝2回 69勝21敗 優勝2回 47勝18敗25休 優勝なし 46勝16敗28休 優勝1回 この数字は何か。実はこれは日馬富士のここ 4年間の年間成績である。ここ2年、休場が 目立って ...

奮起せよ鶴竜

2016/11/7    

10勝、10勝、11勝、2勝、10勝、これが今年 5場所の鶴竜の成績である。優勝を争う どころではない。存在価値が薄れる成績で ある。十一月場所優勝できなければ、今年は 優勝のない年になる。それだけで ...

稀勢の里 日はまた昇る

2016/11/6    ,

九月場所10勝に終わったことで、稀勢の里の 話題が消えてしまった。琴奨菊と豪栄道は たった1度の13勝以上の成績が優勝に結び つけた。ワンチャンスを生かした優勝である。 もちろん彼らは現役であり、今後 ...

近からず、遠からずの大関高安

2016/11/5    

4日発売された2つの専門誌は、ともに豪栄 道と高安の2力士の表紙だった。表紙は雑誌 の顔である。ここに高安を掲載する意図は、 ここ2場所2ケタ勝ち星で大関が近くなった ことであろう。中身も3ページイン ...

石浦の出世街道

2016/11/4    

十一月場所新入幕を果たした一人に石浦がいる。石浦将勝、鳥取県鳥取市出身、宮城野 (元竹葉山)部屋、170センチ、110キロ。相撲は幼少期から取る相撲少年だった。名門鳥取城北高校相撲部・日大相撲部出身の ...

白鵬、復活は大鵬に学べ

2016/11/3    

九月場所、白鵬は横綱になって2度目の休場 をした。昨年の九月場所は途中休場だったが、 休場あけの十一月場所は、まずまずの12勝3敗だった。優勝のチャンスもあったが、優勝 してやるという強い意志が感じら ...

初優勝からの連続優勝

2016/11/2    ,

九月場所予想以上の活躍で15戦全勝優勝を達成した大関豪栄道。初優勝が全勝優勝は快挙であった。そのため、十一月場所はにわかに横綱候補として浮上してきた。連続優勝すれば横綱というわけである。初優勝から連続 ...

好敵手の出世争い

2016/11/1  

大輝改め北勝富士が新入幕を果たした。先場 所12勝3敗で優勝したのが大きく影響して、 わずか十両2場所で突破した。同時に宇良に 幕内と十両という階級で差をつけることになった。宇良と大輝(以下当時の四股 ...

十一月場所の番付雑感

2016/10/31    ,

納めの十一月場所の番付が発表された。横綱・ 大関の顔ぶれは変わらない。横綱・大関は地位にふさわしい力を発揮できるか。そこが問われている。本来なら横綱を狙える若い力、 時代を担う白鵬の後継者がほしいとこ ...

四股名のルーツ【○鵬&○海(かい)】

2016/10/30    

始めにこのテーマは、対象を幕内力士に限定 していることをお断りしておく。 近年になって白鵬をはじめ、○鵬という四股 名が目立ってきた。この四股名の元祖はいう までもなく大横綱大鵬である。師匠の二所ノ関 ...

殊勲賞の中身1【昭和22年秋~24年秋】

2016/10/29  

戦後は食糧難で相撲どころではなかった。昭和21年秋場所のメモリアルホールはお客の入りが思わしくなく、協会は人気回復のために マスコミにアイデアを求めた。そこで出てきたのが、系統別総当たりの復活・優勝決 ...

47年前の大相撲意識調査

2016/10/28  

今年に入って大相撲は5場所連続満員御礼を 続けている。これは昨年と変わらない展開で ある。大相撲人気は変わることなく、過熱気味である。こうしたときこそ、他のプロスポーツと比較して大相撲のいい点、問題点 ...

年3、4場所時代の年間最多勝

2016/10/27    

今年の年間最多勝は常連の白鵬ではなく、日馬富士と稀勢の里の争いになることは既に書いた。年間最多勝は場所数の増加とともに設立された。昭和32年、福岡で本場所が開催されることによって年5場所になったときか ...

世紀の大誤審、まだ記していないこと

2016/10/26  

これまで大鵬の連勝記録が誤審でストップした世紀の大誤審に関していくつか記してきた。それが以下である。(クリックすればご覧いただけます。) 大鵬の連勝記録は48連勝+α 昭和・平成の10大N6大鵬の連勝 ...

歴史的誤審の証人が失われた日

2016/10/25  

元羽黒岩の戸田智次郎氏が10月23日、腎不全 のため亡くなられた。まだ70歳であった。それにしても元関取は、平均寿命80歳まで生きられない方が多いのを寂しく思う。人生80古来まれなり相撲界、というとこ ...

明解神風!

2016/10/24  

大相撲ファンのほとんどは、テレビで大相撲 を楽しんでいる。それだけに大相撲中継は大事な役割を担っている。かつてNHKの大相撲中継で一時代を築いたのが、神風正一さんである。神風さんはどんな解説者であった ...

春日山問題をめぐる7つの疑問2

2016/10/23  

■疑問4 裁判では元濱錦が元春日富士に1億7160万円 を支払う判決が出たが(控訴中)、そもそも公益財団法人になったとき、年寄名跡の売買を禁止しているのでは? 売買は禁止されている。仮に名跡の継承に伴 ...

春日山問題をめぐる7つの疑問1

2016/10/22  

■疑問1 春日山をめぐる問題を整理し、時系列にする とどういう流れになる? 以下の表にまとめてみた。 ■疑問2 濱錦に資金力がないのに、なぜ元春日富士の 先代春日山は部屋を譲ったのか? 表面的には元春 ...

双葉山の陰に隠れた男達

2016/10/21    

不世出の名力士、無敵と称されたのが双葉山 である。双葉山といえば69連勝が思い浮かぶ ほど直結したイメージがある。その69連勝は 77年以上経った今も、破られていない。大鵬、 千代の富士、白鵬と優勝回 ...

死闘クリーン魁傑対相撲博士旭国

2016/10/20  

大相撲中継の録画はビデオデッキの変革とともにあった。昭和54年家庭向けの値段と3倍速つきのビデオデッキが発売された。3倍速は標準スピードの3倍録画時間ができた設定である。これで仕事や学校から帰って大相 ...

四股名のルーツ【○○富士】

2016/10/19  

大相撲独特のものに四股名がある。四股名には様々な傾向がある。錦木は寛政、天保、安政に見られる伝統ある四股名である。ルーツは江戸にあった。どんな四股名にも元祖はある。今回は○○富士の四股名のルーツを調べ ...

学生出身力士に対するある予見

2016/10/18  

現代の大相撲は学生出が花盛りである。大学 も一昔前と比較すると広がりを見せている。 来場所、御嶽海は小結が予想される。御嶽海 は2度目の上位戦である。13勝と大勝した遠藤も上位にあがってくる。遠藤は久 ...

隠岐の海あの日あの時

2016/10/17    

九月場所で2横綱、3大関を倒して殊勲賞を 受賞したのが、隠岐の海である。隠岐の海は 今年に入って横綱・大関全員と対戦する地位 で3場所勝ち越している。いまや完全に実力 者の域にはいりつつある。 筆者が ...

春日山部屋の位置づけ2

2016/10/16  

昭和46年元大関名寄岩の死去で部屋を継いだ のが、最高位前頭筆頭の大昇だった。大昇は 元当り矢の春日山部屋が消滅後に誕生した伊勢ノ海部屋の関脇藤ノ川雷五郎が、おこした 春日山部屋の出身力士だった。元藤 ...

通算1000勝の内訳

2016/10/15    

九月場所、白鵬が全休したことで、あと3勝 で届く通算1000勝を次の場所に持ち越すこと になった。ただ、通算記録は積み重ねであっ て、勝率や優勝率と違って減ることはない。 白鵬なら通算1000勝はおろ ...

春日山部屋の位置づけ1

2016/10/14  

元濱錦の春日山が師匠不適格として、協会は 師匠辞任勧告を出した。勧告とはいっても受け入れない場合は、業務委託契約を解除するという強制力が伴う。元濱錦は先代春日山の春日富士と年寄名跡をめぐって訴訟中であ ...

2017年土俵の目撃者カレンダー

2016/10/13  

涼しすぎてこたつを出してしまった。 興味深いテーマをこれからもお届けます。 マーク2カ所をクリックして支援してください。 よしなに↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓にほんブログ村  ...

豪栄道母校で優勝パレード

2016/10/12    

秋晴れの10月12日は、九月場所優勝者の豪栄 道の母校への凱旋優勝パレードの日である。 母校というのは相撲の名門埼玉栄高校である。 現役では妙義龍、大栄翔、英乃海、大輝改め 北勝富士、剣翔、佐藤などが ...

宇良15番勝負

2016/10/11  

九月場所、宇良は十両東前頭の地位で大相撲人生初めて負け越した。勝ち越せば入幕は間違いなかっただけに、残念に思うファンは多かったのではないだろうか。宇良の敗因は何か。まず、宇良の15日間をふり返ってみよ ...

大相撲放送の方向性

2016/10/10  

プロレス中継がゴールデン・タイムから撤退 して久しい。猪木の新日本プロレス、馬場の 全日本プロレスのテレビ中継が完全にゴール デン・タイムからはずれたのは、昭和63年の ことであった。まさに昭和ととも ...

貴ノ花の番外表彰

2016/10/9    

11月場所は現在、福岡国際センターでおこな われている。だが、昭和32年の最初の本場所 は、福岡スポーツセンターであった。興行は 福岡スポーツセンターの買い興行であった。 ギャランティーは4600万円 ...

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十一月場所のチケット事情

2016/10/8    

本日8日は十一月場所のチケット発売日である。今年に入って5場所すべて満員御礼をだしているだけに激しいチケットの争奪戦が予想された。 東京と発売方法が異なるのは、発売初日に限り、福岡国際センターでは午前 ...

綱の重み2

2016/10/7  

横綱というと栄光に包まれた存在と思われがちであるが、それはごく一面である。大鵬は「横綱は勝つことを任された存在」と言う。 師匠の元佐賀ノ花の二所ノ関は「ここで負け れば、時代が変わるぞ」と大鵬を発奮さ ...

綱の重み1

2016/10/6    

最近は綱の重み、すなわち横綱の重みをいう ことが少なくなった。綱の重みは横綱が不振 のときに出がちである。白鵬のような絶対王者がいる現在ではおこりにくいのかもしれない。しかし、綱の重みは歴然として存在 ...

年間最多勝レースに変化

2016/10/5    ,

今年も残りわずか1場所となった。時が立つ 早さを感じずにはいられない。以前白鵬が九月場所を全休しそうになったとき、「年間最多勝に激変?」を書いた。今年は白鵬の年間最多勝は難しく、9年連続年間最多勝でス ...

かつて日馬富士にあったif

2016/10/4    ,

白鵬が休場した九月場所の土俵を引き締める べき存在は、日馬富士である。取りこぼしが からついに豪栄道のとの差は縮まらず、12勝 3敗の成績に終わった。豪栄道に次ぐ成績で あり、横綱の責任の12勝を果た ...

全勝初優勝の翌場所

2016/10/3    ,

九月場所では、大関豪栄道が見事な初優勝を 全勝で飾った。明治42年国技館開設以来、全勝初優勝は横綱・大関との対戦がない3例を除くと豪栄道で12例目である。豪栄道の翌場所の成績が気になるが、11例はどん ...

大相撲次の展開

2016/10/2    

大相撲人気は今年に入ってますます上昇傾向 にある。九月場所は15日間満員札止めという、 これ以上ない人気となった。人気は絶頂だか らこのままでいい。このままで十分人気がある、と現状に満足して何もしない ...

続玉の海梅吉氏が残した言葉2

2016/10/1  

土俵の中は赤土だけ。欲得に動くから相撲が おかしな方向に走ると言う玉の海梅吉氏。おかしな方向という中には八百長もある。昭和46年の相撲専門誌が八百長相撲の特集を掲載したことがある。優勝がかかった状況、 ...

続玉の海梅吉氏が残した言葉1

2016/9/30  

玉の海梅吉氏はNHKの解説者だった。また、 新聞・相撲専門誌に執筆もしていた。そんな 玉の海梅吉氏が生きた時代に大相撲に触れられたことは、この上ない幸せなことだった。 玉の海梅吉氏にみる土俵の心が、筆 ...

豪栄道の相撲内容を採点する

2016/9/29    ,

九月場所、豪栄道はいつの間にか優勝戦線のトップに浮上し、そのまま全勝で突っ走って、 初優勝を達成した。このところ大相撲の注目 を常に集めていた稀勢の里からその座を奪った。絶対王者の白鵬が不在の中、最後 ...

横綱昇進問題を考察する

2016/9/28    

九月場所で全勝優勝した豪栄道の綱とりの話題が、先行している。来場所優勝すれば横綱昇進だという。もう1度横綱昇進に関する規定を見てみよう。 一、横綱に推薦する力士は品格、力量が抜群 であること。 二、今 ...

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