大相撲

魁皇通算1047勝をめぐる相撲メモ

2016年11月21日

▼11月22日用

【平成23年七月場所】

■3日目 魁皇限界か 鶴竜に敗れ3連敗
千代の富士のもつ通算最多勝利1045にあと
1勝で並び、2勝で新記録達成だけに、魁皇
の快挙は時間の問題に思えた。しかし、初日
から3連敗で、いいところなしである。この
日も鶴竜相手に後退し、東土俵際で腰が
崩れるように落ちた。にわかに雲行きがあや
しくなってきた。

魁皇はこれまで何度も限界をささやかれ
ながら、なんとか不入りの地元福岡の十一月
場所までもってくれ、と悲痛な声に応えて
きた。しかし、3日間を見る限り限界である。
こらえられない。もろくも負けた魁皇だが、
あと、たった2勝がものすごく遠くなって
きた。
110712名古屋三日目幕内 1032
<鶴竜にもろくも敗れた魁皇>
 
■4日目 魁皇通算最多勝1045勝達成、だが… 
3連敗魁皇が気力を振り絞って苦手豊ノ島に
立ち向かい、一瞬の左突き落としで勝利した。
この歴史的一番で、館内にどよめきと歓喜が
響き渡り、興奮に包まれた。時平成23年年
7月13日千代の富士の通算最多勝利数に並ん
だ瞬間だった。

休場も考えられた魁皇だが、立ち向かえば
勝利をつかめるチャンスがある。魁皇が
この後何勝するかはわからない。しかし、
不滅とはいかない。誰も指摘しない?が、
この記録を破る可能性のある力士が一人いる。
110713名古屋四日目幕内 1846
<必死の魁皇、豊ノ島を倒す>
 
■5日目 魁皇前人未踏の1046勝+αは(α
は1)超人白鵬によって破られる
魁皇が左四つ十分の体勢で旭天鵬に上手を
与えず寄り切って通算勝利数1046勝をあげ、
新記録を達成した。しかし、この瞬間にも
超スピードで追い上げてくる力士がいる。

超人白鵬である。白鵬は先場所までの60場所
で604勝をあげている。しかも平成21年、22
年は86勝をあげている。今後12.5勝平均を
あげていくと40場所(6年4場所)で1104勝
に達する。白鵬の実力ならここ3年は6場所
で78勝以上あげていくのでは。そして柔軟性
がある体質はけがをしにくく、休場は少ない
と考えられる。魁皇の記録はすでに破られる
運命にある。
110714名古屋五日目幕内 1220
<白鵬は魁皇の通算勝利数を破る運命にあった>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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