MENU

横綱昇進問題を考察する

九月場所で全勝優勝した豪栄道の綱とりの
話題が、先行している。来場所優勝すれば
横綱昇進だという。もう1度横綱昇進に関する
規定を見てみよう。
一、横綱に推薦する力士は品格、力量が抜群
であること。
二、今後の横綱推薦に対しては、横綱審議委
員会が、大関で二場所連続優勝した力士を横
綱に推薦することを原則とする。
三、第二項に準ずる成績をあげた力士を推薦
する場合は、全委員の一致の決議を必要とす
る。

大鵬W1
<大鵬>

よく言われる「2場所連続優勝、またはそれ
に準じる成績」は、第一項にふれず、第ニ項
と第三項を一緒にしたものである。なお、第
三項は朝潮の横綱昇進後、全委員の一致の
決議が三分の二に変更された。
080524十四日目幕内 158
<朝青龍>
 
メディアが来場所優勝で横綱とする根拠は
この第二項にある。本来横綱は第一項が
あれば十分であるはずだが、なぜかとりあげ
られることはまずない。連続優勝して自動的
に横綱に昇進するなら審議の余地はないこと
になる。この規定は横綱昇進の内規ができた
昭和33年1月6日以来、1度も変更されずに
今日に至っている。
土俵の目撃者は、これまで横綱昇進基準を
5場所とし、その間3場所優勝、5場所の
成績が60勝以上をあげた力士を審査対象に
する、と提案してきた。実際この基準をあて
はめるとどうなるか検証してみよう。対象は
15日制が定着した千代の山以降である。
横綱昇進A
以上が基準を満たす横綱である。時代を
築いたあるいはそれに準じる横綱中の横綱が
多い。だいたい4回から5回の優勝を経て条件
を満たすケースが多い。北の湖はなかなか
適合しなくて、11回目の優勝で条件を満たして
いる。緩和条件として6場所中3回優勝、72勝
以上があってもいいのかもしれない。
北
<北の湖>
 
ただ、琴桜は全盛期が過ぎていた点と年齢
32歳で短命の恐れがあるので、昇進は難しい。
その点では隆の里も微妙である(数字は抜群
だが)。日馬富士は1ケタ成績が2回あり、ムラ
がありそう。 
横綱で問題となるのは弱い横綱と物足りない
横綱である。そのためにも横綱昇進基準は
いまのままではいけない。

11月場所へ始動。

興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。

よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑    

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

目次