大相撲

大相撲の問題点をめぐる相撲メモ

2016年11月22日

▼11月25日用

【平成21年問題山積の相撲協会】

武蔵川(元三重ノ海)理事長(当時)と北の
湖前理事長と何が違うのだろうかと思えて
きた。武蔵川理事長がやったことは、立ち
合いに手をつくことを徹底させたことくらい
である。中には勝負後にやり直すというしら
ける場面も見られた。

立ち合いの正常化に取り組むなら1回目の
仕切りから呼吸を合わせるように指導して
しかるべきである。そもそも手はつくもの
ではなく、おろすものである。腰を割れば
自然に手はおりる。それも片手を先におろし
て呼吸をはかるのではなく、両手をおろせば
お互いに立つ目安となるはずである。

武蔵川(元三重ノ海)理事長には取り組んで
もらいたい問題が山積みしている。
1.追手風部屋にみる躾と称する暴力体質が
角界を覆っている現状
2.宮城野部屋のいびつな形
3.独立部屋の厳格な資格

1はことばや規定の上だけでは染み付いた
体質はどうにもしがたいということを表して
いる。他のスポーツのトレーニングはどの
ようにしているか。目を相撲以外にむけ、
稽古は、部屋生活はどうあるべきかを再考し、
意識改革をするぐらいの指針を打ち出して
いただきたい。
080217白鵬倶楽部 349
<元竹葉山>
 
2の事の経緯はこうだ。平成元年元廣川の
宮城野急逝後、部屋付きの元竹葉山が部屋を
継いで白鵬を育てた。平成16年8月26日より、
北の湖部屋所属の元十両金親が、廣川宮城野
未亡人と養子縁組をした後に廣川宮城野の
次女と結婚し、宮城野を襲名して宮城野部屋
を継承した。これにより、元竹葉山は年寄
熊ヶ谷に名跡を変更して、宮城野部屋の部屋
付き親方となった。
白鵬が横綱になるさい北の湖理事長は、白鵬
の師匠は元竹葉山と明言したが、宮城野部屋
は一門が違う形式師匠と実質師匠が存在する
いびつな形の部屋となった。本来、元竹葉山
熊ヶ谷は一門の部屋に弟子とともに所属し、
金親宮城野は自分で弟子を探し、育てる
ところから始めなければならないはずだ。
こんな形は今後入門する力士のためにも、
けして相撲界のためにはならない。
110123千秋楽打ち上げ 036
<北の湖部屋出身の元金親>
 
3の狙いは部屋数が多すぎる現状を打破し
たいのだろうが、これは親方の弟子養成権
を奪うものだ。自分が強くなることと人を
育て強くすることはまったく別の要素だ。

※余談だが、当時幕下以下のホープとして
以下の力士をあげている。
 
竜電、旭秀鵬、魁聖、貴ノ岩

3人は現在幕内で活躍している。竜電は
今場所十両に返り咲いた。

雨は寝ているときだけにに降ってくれると
ありがたいののけれど。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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