大相撲

相撲ファンに対するある包囲網

2016年11月9日

10日は何の日か。言葉を代えると初日の前の
週の木曜日は何の日か。十一月場所の前夜祭
がある日である。前夜祭の主な内容は郷土
力士紹介、トークショー(ない場合もある)、
力士のど自慢など盛りだくさんである。実は、
前夜祭は以前NHKのBSで全国に放送されて
いたのだ。それほど昔の話ではない。それが
いまや総合放送で九州・沖縄地方しか放送
されなくなってしまった。
151105九州前夜祭 099
<九州出身力士の土俵入り 昨年の前夜祭>
 
なぜ、九州・沖縄地方だけなのか。十一月
場所が通称九州場所といっても、九州全体で
興行しているわけではない。まして九州は
北海道ではない。7県からなる1地方である。
東京3場所を関東場所、大阪場所を関西場所
とはいわない。地元というのなら山口県ほう
がまだ近い。そもそも地方限定にした理由は
何だろうか。

相撲ファンの中には相撲放送だけのために、
受信料を払っている方がいる。そんな方々に
とっては、不サービスになっているのは間違
いない。国会中継による細切れ放送も改善の
きざしはない。それとも天下の公共放送に
ご意見無用という意識があるのだろうか。
151105前夜祭 103
<マイクを手にする勢 昨年の前夜祭>
 
相撲協会のチケット販売にもファン不サービ
スが続いている。国技館窓口販売は今年の
一月場所が10時、それ以降は12時になった。
アナログでしか買えない方にとっては、不
親切になる。また、コンビニは席が選べない。
ネットは12時からでしか席を選べない。プレ
イガイドは並ぶので時間がかかる。しかも
一人1枚である。複数求める方は一番後ろ
に並び直す。そのため、ネットダフ屋、
にわかネットダフ屋が高値で売り出すという
図式になっている。

それだけではない。来年の一月場所は自由席
通し券が販売されないことになった。自由席
通し券はこれまで50シートを国技館の窓口
のみで販売されてきた。値段も割安だった。
それが一月場所はなくなるのである。
自由席
<自由席通し券の発売無が書かれた案内>
 
以上のことは、相撲ファンに対する不サービ
ス包囲網である。特に大相撲冬の時代から
観戦してきたフアンを疎外するものである。
人気におごれる者は久しからず。

相撲人気はいつまで続くのか。相撲愛好家
の意見を週末に掲載します。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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