69勝21敗 優勝2回
69勝21敗 優勝2回
47勝18敗25休 優勝なし
46勝16敗28休 優勝1回
この数字は何か。実はこれは日馬富士のここ
4年間の年間成績である。ここ2年、休場が
目立っている。4年前の平成24年と3年前の
平成25年は優勝2回を成し遂げながら、69勝
が年間の最高の成績だった。今年はどうなる
か。
<平成27年十一月場所で優勝>
十一月場所は優勝争い以外にもう一つ、年間
最多勝の争いがある。今年5場所で稀勢の里
が57勝、日馬富士が56勝である。横綱が下
なのである。年間最多勝は白鵬が9年連続
獲得してきた。いわば白鵬の独占状態だった
わけである。他の力士がつけ入る余地がなか
ったことになる。昨年は0勝3敗12休の成績
があっても、年間最多勝を獲得している。
それにしても9年連続年間最多勝は当分破れ
ない大記録になるのではないだろうか。
日馬富士にとっては千載一遇のチャンスで
あるわけだ。今年の日馬富士は12勝、9勝、
10勝、13勝優勝、12勝で三月場所、五月場所
の不振の成績が、何とも惜しまれる。これが
稀勢の里に先行を許していることになる。
十一月場所で14勝をあげると、70勝と自己
最高記録を突破することになる。しかし、
14勝というのは限りなく優勝に近い。
<平成28七月場所で優勝した日馬富士(右)>
日馬富士の相撲は安定感に欠ける。今年の
19敗のうち関脇以下に負けたのは、10回ある。
1場所関脇以下に2敗していることになる。
優勝した七月場所の13勝2敗でさえ、関脇
以下からの2敗である。日馬富士が年間最多
勝を獲得するためには、関脇以下からの取り
ごぼしをなくすることである。その上で優勝
することである。
年間最多勝は稀勢の里か日馬富士か、十一月
場所の初日は刻一刻と迫っている。
十一月場所は冬場所になるのか?
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