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全勝初優勝の翌場所

九月場所では、大関豪栄道が見事な初優勝を
全勝で飾った。明治42年国技館開設以来、
全勝初優勝は横綱・大関との対戦がない3例
を除くと豪栄道で12例目である。豪栄道の翌
場所の成績が気になるが、11例はどんな
成績を残したのか。それが以下である。
全勝初優勝の翌場所A
連続優勝したのは双葉山だけである。それも
全勝優勝である。双葉山はこのとき69連勝中
であった。次に成績がよかったのは大錦の
9勝1敗と大乃国の12勝3敗である。
双葉山
<双葉山のブロマイド>
 
山錦、備州山、吉葉山はこれが唯一の優勝で
あった。吉葉山は全勝優勝後横綱に昇進した
が、横綱で優勝することはできなかったわけ
である。全勝優勝の翌場所は全休であった。
11力士の勝率は7割3分3厘(1預かりは0.5
勝0.5敗として計算)である。15日制だと約11
勝に相当する成績である。来場所は白鵬が
戻ってくる。ほかの力士の豪栄道対策も進ん
でくる。特に逆転の首投げはくわないよう、
ひと腰落としてくる可能性がある。
160923十三日目幕内 629
<豪栄道の日馬富士戦の勝利に座布団が飛ぶ>
 
今年の一月場所で初優勝した大関琴奨菊の
その後の成績はいまひとつである。豪栄道も
琴奨菊も予期せぬ突然変異のような優勝と
いう点では共通している。そう考えると豪栄道
の連続優勝は、歴史的観点と合わせて考える
とかなり難しいかもしれない。

日照が少ない日々が続く。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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