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かつて日馬富士にあったif

白鵬が休場した九月場所の土俵を引き締める
べき存在は、日馬富士である。取りこぼしが
からついに豪栄道のとの差は縮まらず、12勝
3敗の成績に終わった。豪栄道に次ぐ成績で
あり、横綱の責任の12勝を果たした。
日馬富士といえば、大関時代は1ケタ勝ち星
が目立ち、横綱どころではなかった。それが、
連続全勝優勝という予想もできない成績で
横綱に昇進した。これは年6場所制では、
貴乃花以来2例目のことである。
名古屋A
<平成24年七月場所 大関横綱による全勝決戦を制した日馬富士>
 
ところが日馬富士は新横綱の場所で一転9勝
6敗と散々な成績に終わった。これに対する
横綱審議委員会の鼻息は荒かった。横綱に
するのが早かった。来場所も同様なら引退
勧告するというのだ。確かにそういわれても
しょうがない成績である。しかし、横綱に推薦
したのは横綱審議委員会である。自分の先見
性のなさをまず恥じるべきだろう。
日馬富士の横綱昇進直後、こうした経緯が
あったことを覚えているだろうか。ここでいい
たいことは、横綱を推薦した横綱審議委員会と
決定した相撲協会の責任の所在である。これ
まで弱い横綱・物足りない横綱を誕生させても、
反省の弁を聞いたことがない。日馬富士に引退
勧告をするにいたっては、開いた口がふさがら
なかった。
秋A
<全勝日馬富士1敗白鵬の千秋楽決戦 日馬富士が連続全勝優勝を達成>
 
反省がないから同じ過ちを繰り返す。年6
場所時代の今、2場所連続優勝が絶対視され
すぎている。品格力量抜群の一文はどこへ
いったのだろうか。これまで2場所連続優勝
しても、弱い横綱・物足りない横綱はいたでは
ないか。歴史に学ばなければ同じ轍を踏む
のは当然である。2場所連続優勝を金科玉条
のごとく扱っている限り、横綱審議委員会も
相撲協会も横綱の権威は維持できない。

相撲仲間への連絡が多かった日でした。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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