十一月場所、稀勢の里は次点の12勝3敗の
成績であった。初めて3横綱を撃破すると
いう快挙を成し遂げた。その一方で平幕に
3敗するという不可思議な面をみせている。
稀勢の里がもつ二面性としかいいようがない。
稀勢の里は15日間どんな相撲を取ったのか。
相撲内容を採点してみた。
採点の基準は、自分の力をどれくらい土俵で
発揮したかである。勝ち負けではない。点数
は1点から最高5点までとし、小数点0.5まで
区切って採点した。
初日 碧山4.5 2日目 玉鷲4
3日目 遠藤1 4日目 栃煌山4.5
5日目 魁聖3.5 6日目 御嶽海3.5
7日目 正代2 8日目 琴勇輝3.5
9日目 豪栄道3.5 10日目 白鵬5
11日目 鶴竜4.5
12日目 日馬富士4.5 13日目 栃ノ心2.5
14日目 照ノ富士4 千秋楽 宝富士4
トータルは54.5である。100点満点なら72.7点
というところである。横綱戦は勝ったという
だけではない。内容は最高に近い。遠藤との
一番が、最も内容がなかった。稀勢の里が
年6場所制の最強大関であることは間違い
ない。来年こそは脱皮して、新生稀勢の里と
して初優勝を飾っていただきたい。
星取表を購入。
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