MENU

綱の重み1

最近は綱の重み、すなわち横綱の重みをいう
ことが少なくなった。綱の重みは横綱が不振
のときに出がちである。白鵬のような絶対
王者がいる現在ではおこりにくいのかもしれ
ない。しかし、綱の重みは歴然として存在
する。これまで横綱の重みが様々なカタチで
伝えられている。
栃錦が横綱に昇進したとき、師匠の春日野
(元横綱栃木山)に呼ばれた。誉められる
のかといってみると、「横綱はいつでもやめる
覚悟をもっていなければいけない」と言う。
それも「桜の花が散るごとくきれいにやめろ」
という。栃木山自身は3連覇して引退した
ほどである。元栃木山の春日野はこうも言っ
ている。「今までの3倍稽古しなければ、綱は
務まらないよ」「横綱は稽古でも負けてはいけ
ない」稽古でも全力を尽くすのが横綱である。
栃錦!
<栃錦のブロマイド>
 
初代若乃花は横綱昇進が決まったとき、弱っ
たなあ、困ったなあと自分に綱が務まるか
さんざん悩んだ。その結果若乃花は次の結論
に至った。今まで以上の稽古をすることであっ
た。これまでも若乃花の稽古はすさまじかった。
若乃花の稽古を直接見てきた小坂秀二氏は
次のように書いている。
若乃花のすごいところは、横綱になるとさらに
けいこ量が増えていったことである。六十年
以上相撲を見てきた私だが、若乃花ほど
けいこする力士を見たことがない。その点は
栃錦もかなわない。ほかの力士はてんで問題
にならない。(昭和の横綱 冬青社刊より)
若乃花
<土俵の鬼若乃花>
 
若乃花は「猛稽古あるのみ。稽古を見ている
ときでさえ膝を曲げ、足の親指だけで立ち、
足腰を鍛えた」と言う。若乃花は横綱の権威を
「責任」と言った。横綱は常に優勝争いをし、
結果を残してこそ責任を果たせる。金星を
与えると協会に迷惑がかかるとも言っている。

相撲仲間には本当に助けられる。
感謝、感謝!

興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。

よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑        

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

目次