最近は綱の重み、すなわち横綱の重みをいう
ことが少なくなった。綱の重みは横綱が不振
のときに出がちである。白鵬のような絶対
王者がいる現在ではおこりにくいのかもしれ
ない。しかし、綱の重みは歴然として存在
する。これまで横綱の重みが様々なカタチで
伝えられている。
王者がいる現在ではおこりにくいのかもしれ
ない。しかし、綱の重みは歴然として存在
する。これまで横綱の重みが様々なカタチで
伝えられている。
栃錦が横綱に昇進したとき、師匠の春日野
(元横綱栃木山)に呼ばれた。誉められる
のかといってみると、「横綱はいつでもやめる
覚悟をもっていなければいけない」と言う。
それも「桜の花が散るごとくきれいにやめろ」
という。栃木山自身は3連覇して引退した
ほどである。元栃木山の春日野はこうも言っ
ている。「今までの3倍稽古しなければ、綱は
務まらないよ」「横綱は稽古でも負けてはいけ
(元横綱栃木山)に呼ばれた。誉められる
のかといってみると、「横綱はいつでもやめる
覚悟をもっていなければいけない」と言う。
それも「桜の花が散るごとくきれいにやめろ」
という。栃木山自身は3連覇して引退した
ほどである。元栃木山の春日野はこうも言っ
ている。「今までの3倍稽古しなければ、綱は
務まらないよ」「横綱は稽古でも負けてはいけ
ない」稽古でも全力を尽くすのが横綱である。
初代若乃花は横綱昇進が決まったとき、弱っ
たなあ、困ったなあと自分に綱が務まるか
たなあ、困ったなあと自分に綱が務まるか
さんざん悩んだ。その結果若乃花は次の結論
に至った。今まで以上の稽古をすることであっ
た。これまでも若乃花の稽古はすさまじかった。
若乃花の稽古を直接見てきた小坂秀二氏は
次のように書いている。
た。これまでも若乃花の稽古はすさまじかった。
若乃花の稽古を直接見てきた小坂秀二氏は
次のように書いている。
若乃花のすごいところは、横綱になるとさらに
けいこ量が増えていったことである。六十年
以上相撲を見てきた私だが、若乃花ほど
けいこする力士を見たことがない。その点は
栃錦もかなわない。ほかの力士はてんで問題
にならない。(昭和の横綱 冬青社刊より)
けいこ量が増えていったことである。六十年
以上相撲を見てきた私だが、若乃花ほど
けいこする力士を見たことがない。その点は
栃錦もかなわない。ほかの力士はてんで問題
にならない。(昭和の横綱 冬青社刊より)
若乃花は「猛稽古あるのみ。稽古を見ている
ときでさえ膝を曲げ、足の親指だけで立ち、
足腰を鍛えた」と言う。若乃花は横綱の権威を
「責任」と言った。横綱は常に優勝争いをし、
結果を残してこそ責任を果たせる。金星を
与えると協会に迷惑がかかるとも言っている。
足腰を鍛えた」と言う。若乃花は横綱の権威を
「責任」と言った。横綱は常に優勝争いをし、
結果を残してこそ責任を果たせる。金星を
与えると協会に迷惑がかかるとも言っている。
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よしなに
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