おかしな方向という中には八百長もある。
昭和46年の相撲専門誌が八百長相撲の特集を
掲載したことがある。優勝がかかった状況、
横綱・大関昇進がかかった状況、大関が負け
越しそうな状況、新三役がかかった状況、十両・
幕下陥落を阻止したい状況などにあやしい相撲
物凄く後悔した。その後悔から2度とやるまい
と誓って、カド番の五ツ島側からの申し出を
断った。勝負は純粋なものである。観客を欺く
ことは許されない。玉の海梅吉氏の言葉を
みてみよう。
小利口に泳いで生きたりはしないこと、これ
こそが、私が土俵から得た人生観である。
言っていればそれがいちばん楽で、利口な
やり方なのかも知れない。だが、私にはそれ
がどうしてもできなかった。全力で鍛え上げた
自分の力を、一番一番の相撲に出しつくす、
そんな力士、そんな相撲こそが誉められる
べきであると考えていたし、勝敗や、その
結果としての番付上の地位の上下は私には
ほとんど関心がないことだった。私は、相撲
解説をしていている間中、唯それだけに注目
し、それを視聴者にわかってもらえるにはどう
すればよいか、そのことだけを考え続けて
マイクに向かってきた。
国会中継で相撲中継がなくなる漫画をみて
ほほえましかった。
よしなに
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