大相撲

大相撲放送の方向性

2016年10月10日

プロレス中継がゴールデン・タイムから撤退
して久しい。猪木の新日本プロレス、馬場の
全日本プロレスのテレビ中継が完全にゴール
デン・タイムからはずれたのは、昭和63年の
ことであった。まさに昭和とともに日本のプロ
レス中継は終わりを告げた。

その点大相撲中継は変わらず、NHKによっ
て生中継が続く。いや、野球賭博事件のため、
平成22年の七月場所と八百長発覚後の平成
23年技量審査場所は放送が中止された。

大相撲は仕切りを繰り返し、制限時間内で
立ち上がる。勝負時間はきわめて短い。毎
場所15日間が、基本的にこれの繰り返しで
ある。その間十両・幕内・横綱の土俵入り
あるいは新序出世披露がある。

だが、勝負が短いからこそハラハラドキドキ
する。下位の力士が横綱を倒す可能性だって
ある。あるいは力士の成長過程を追う楽しみ
もある。時には様々なドラマを見せてくれる。
筆者にとって最大のドラマは、出羽海部屋か
ら破門独立した九重部屋所が、その直後の
場所で九重(元千代の山)と行動をともにした
大関北の富士が初優勝したことである。
それだけに大相撲中継の役割は大きい。ほと
んどの大相撲ファンは、テレビを通して大
相撲を見ることになる。生観戦にはない企画、
インタビューなどもある。しかし、大相撲放送
を疎外するものがある。一つは国会中継で
ある。これは事前にわからない。前日の夕方
くらいではっきりする。このとき大相撲中継は
細切れ放送になる。BS102、BS101、総合放
送である。

taifuu

もう一つは台風情報である。九月場所10日目は
急遽、13時から15時20分がBS102、15時20分
から17時5分がBS101、17時5分から18時まで
が総合放送に変更された。またもや細切れ放送
である。思えば、平成23年の九月場所10日目
は、思いがけず台風だった。その時のメモが
以下である。

大相撲送変更情報は速やかに
全国の大相撲ファンへ取り組み内容や力士の
エピソードやインタビュー、企画を大勢の視聴
者に伝える貴重な役割がNHKである。この
日は台風上陸のため、放送が総合放送とE
テレ3との交互放送であった。しかし、地震
と違い台風は予想できるのだから、これこれ
こういうケースの放送もありえますという可能
性を示していただけないだろうか。帰社後、
大相撲放送を楽しみにしている視聴者への
影響が大きいだけに一考を望む。

このときはEテレ3で放送したことがわかる。
大相撲を見るためだけに受信料を払っている
方がいる。仕事を終えて一杯やりながら録画
の大相撲中継を楽しみにしている方がいる。
そういう方に今後もNHKが応えることはない
のだろうか。アナログ放送時代はBS2で13
時から18時までニュースなしで放送されて
いた。一番望ましいのは、このカタチの復活
である。

予報は秋晴れ、実際は曇天。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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