大相撲

隠岐の海あの日あの時

2016年10月17日

九月場所で2横綱、3大関を倒して殊勲賞を
受賞したのが、隠岐の海である。隠岐の海は
今年に入って横綱・大関全員と対戦する地位
で3場所勝ち越している。いまや完全に実力
者の域にはいりつつある。

筆者が隠岐の海に注目したのは幕下の頃、福
岡と呼ばれていた時代である。そのころは福
永(後の勝誠)という力士がいて福という字
が目に付いていた。福岡は豪栄道・栃煌山・
豊響と同期である。

福岡は幕下までは6場所で通過した。しかし、
幕下は3年かかった。幕下時代の福岡を写真
でふり返ってみよう。

平成19年は勝ち越し3場所、負け越し3場所、
通算22勝20敗と一進一退の状況であった。
隠岐の海1A
一月場所14日目 福岡対風斧山           三月場所月14日目
隠岐の海2A
五月場所8日目 福岡、佐田の富士に敗れる 七月場所13日目 土俵下の勢と福岡(右)
隠岐の海3A
 九月場所7日目         十一月場所千秋楽 福岡対玉皇

平成20年は一月場所こそ負け越したが、その
あと5場所連続勝ち越した。特に十一月場所
では幕下西筆頭で5勝2敗の成績をあげなが
ら幕下に止められた。十両からの陥落者が2
人に対し、東筆頭安壮富士が6勝1敗、東10
枚目琴国7戦全勝のため、涙をのんだ。
隠岐の海4A
一月場所2日目大真鶴戦             三月場所8日目鶴嶺山戦
隠岐の海5A
五月場所8日目翔傑を倒す        七月場所初日大天霄対福岡(右)
隠岐の海6A
九月場所9日目若荒雄対福岡 (右)           十一月場所7日目 寶智山を攻める福岡

平成21年一月場所は東幕下筆頭で7戦全勝と
文句なしに十両昇進を決定した。7番相撲は
十両西11枚目4勝9敗北桜との一戦だった。
入れかえ戦であった。優勝と新十両がかかっ
た福岡が勝利をおさめた。
隠岐の海7A
一月場所14日目幕下優勝を目指す福岡 同十両北桜に勝って7戦全勝
隠岐の海8A
同 戦いを終えた北桜と福岡       幕下優勝の表彰を受ける福岡

十両に昇進した福岡は、隠岐の海と改めた。

隠岐の海が幕下で奮闘した時代を今となって
は、懐かしく思い出す。

写真の選択は大変な労力を必要とします。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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