九月場所で2横綱、3大関を倒して殊勲賞を
受賞したのが、隠岐の海である。隠岐の海は
今年に入って横綱・大関全員と対戦する地位
で3場所勝ち越している。いまや完全に実力
者の域にはいりつつある。
筆者が隠岐の海に注目したのは幕下の頃、福
岡と呼ばれていた時代である。そのころは福
永(後の勝誠)という力士がいて福という字
が目に付いていた。福岡は豪栄道・栃煌山・
豊響と同期である。
福岡は幕下までは6場所で通過した。しかし、
幕下は3年かかった。幕下時代の福岡を写真
でふり返ってみよう。
平成19年は勝ち越し3場所、負け越し3場所、
通算22勝20敗と一進一退の状況であった。
平成20年は一月場所こそ負け越したが、その
あと5場所連続勝ち越した。特に十一月場所
では幕下西筆頭で5勝2敗の成績をあげなが
ら幕下に止められた。十両からの陥落者が2
人に対し、東筆頭安壮富士が6勝1敗、東10
枚目琴国7戦全勝のため、涙をのんだ。
平成21年一月場所は東幕下筆頭で7戦全勝と
文句なしに十両昇進を決定した。7番相撲は
十両西11枚目4勝9敗北桜との一戦だった。
入れかえ戦であった。優勝と新十両がかかっ
た福岡が勝利をおさめた。
十両に昇進した福岡は、隠岐の海と改めた。
隠岐の海が幕下で奮闘した時代を今となって
は、懐かしく思い出す。
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よしなに
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