大相撲

大相撲ナイター興行2

2016年12月12日

お客さんの入りが悪いとナイター興行という
視点がどうしても出てくる。再び専門誌「大
相撲」(読売新聞社刊)7月号「幕内全力士
が考える大相撲再建案」に目を向けてみよう。
-ナイター制、宣伝の方法、立ち合いの問題、
無気力相撲に関してはどうか。ときいている
が、ここではナイター制のみについて触れて
みる。

柏戸「ナイターは結構だ。打ち出しを7時に
すれば、サラリーマンなどの一番忙しい時間
をはずすことができるのだから……」
玉乃島「ナイターもいいが、いきなり全ナイ
ターにするのはちょっとムリかな。これから
はファンの意見もどんどん聞いていきたい」
豊山「ナイター制は、下位の取り組みから
見てもらえるし、いいことだ」
ナイター
<大相撲(読売新聞社刊)
7月号特集>
 
琴桜「ナイター制にして客を吸収しようと
するよりも、本来の土俵をしっかりするほう
が先決だ」
前乃山「ナイター制は賛成だね。初場所は
つらいだろうが、夏、名古屋、秋場所はいい
よ。けいこ時間が真昼間なのがつらいが……」
藤ノ川「ナイターにしたら、もっとファンを
呼べるかもしれない。サラリーマンもこれる
からね」

長谷川「ナイター制は、成功するかしないか
は別として、一応やってみたらどうだろう」
明武谷「日中では、見にくる人がかぎられて
しまうから、ナイター制にしたほうがいいね」
高見山「ナイターにして人気が出るならそれ
にこしたことないけど……」

力士はナイター制に疑問をもつ派ととにかく
やってみよう派に分かれた。後者のほうが
多いが、実際ナイター制は今日まで実現して
いない。ナイター制のメリット、デメリット
をあげてみよう。

メリット
1.サラリーマンなど勤労者がお客となる
2、国会中継に左右されないテレビ中継が
できる
3.平日の帰り、大勢の通勤帰りの方と一緒
にならないで済む

デメリット
1.季節によっては他のスポーツとバッティ
ングする
2.NHKの7時のニュースははずせないと
いう説がある。NHKは相撲協会にとって
放送料における大スポンサーである
3.力士の生活のリズムがくるう

昭和30年と現代では、事情は異なるが、ナイ
ター制の「ナ」の字もでてきていない。今は
有給休暇や夏休みなどを上手に取って観戦
する方もいる。中には会社から携帯に電話が
かからないように市がやっているがん検診に
行くといって休む知恵者もいる。大相撲が
好きな方は平日でも工夫してやりくりして
いるのが実際のようである。

横綱のデータを調査中。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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