展開は思わぬ方向に動いた。日馬富士が制限
時間を勘違いするハプニングがあった。日馬
富士対白鵬戦は予想を覆し、日馬富士が果敢
に出るも、白鵬の動き勝ちとなった。日馬
富士は3敗で自力優勝はなくなった。
<白鵬、日馬富士を小手投げ>
1敗の鶴竜対豪栄道戦。立ち合いが2度あわ
ず、3度目に立った。激しい組み手争いから
鶴竜が出して勝負をつけた。鶴竜の3回目
の優勝が、千秋楽を待たずに決まった。13勝
以上の成績は横綱としては初めてだった。
2回目の優勝は初優勝から8場所間隔があい
たが、今回は6場所間隔と少し縮めた。熱心
な鶴竜ファンによると、あと2回は優勝して
ほしいとのことだった。
<鶴竜、豪栄道を退け優勝決定>
実はこの日もう一つ決まったことがある。
稀勢の里の年間最多勝である。現時点で稀勢
の里68勝、次点の日馬富士が67勝で千秋楽の
結果を待たずして稀勢の里が初めて獲得した。
なお、1場所平均12勝で年間72勝になる。
最高成績は白鵬の86勝である。稀勢の里の
優勝なしの年間最多勝は初めてである。
<稀勢の里、照ノ富士を寄り切って年間最多勝を決める>
ところで、年間最多勝を表彰しているのは
どこかご存知だろうか。西日本新聞社なの
である。毎年十一月場所千秋楽で優勝者が
すべての表彰を終えた後に表彰する。放送に
映ることはないが、トロフィーが贈られる。
稀勢の里は来年こそ優勝して年間最多勝に
花を添えたいところである。
福岡にいつもの知った顔が集結していた。
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