大相撲

■福岡4日目 大関陣のほころび

2016年11月16日

照ノ富士は今年1年で3度もカド番を迎えて
いる。今年5場所の成績も25勝41敗9休と
1場所平均5勝しかあげていないのである。
今場所もカド番である。初日、2日目の照ノ
富士は魂ここにあらずのような気の抜けた
負け方であった。3日目、4日目、これでは
いけないと思ったのか、別人のような相撲を
取った。

しかし、付け焼刃はどこまでもつか懸念され
る。8勝が目標なら大関失格である。ケガで
しょうがないと思うなかれ。力道山は言った。
「健康上の理由をなんぼ言いたてても、相手
には勝てない」と。

琴将菊が3連敗である。琴奨菊の馬力を止め
れば、勝機はでてくる。と言われているが、
馬力そのものに威力が薄れている。琴奨菊は
3横綱・4大関の中で最年長の32歳である。
来年1月末には33歳になる。今年5場所の
成績は42勝25敗8休である。いい材料はない。
入門したときの師匠琴桜は33歳で引退して
いる。

豪栄道が磐石の強さを発揮している。相撲
内容は一番いい。しかも、豪栄道にとって、
栃煌山、高安、嘉風、御嶽海と対戦相手は
難敵ばかりだった。明らかに先場所より強い。
気が早いが、このままいくと横綱の可能性も
ありえる。あるいは、一月場所につなぐこと
も考えられる。

豪栄道の場合は逆の意味で心配になる。豪栄
道は今年5場所で47勝28敗1場所平均9.4勝
である。カド番を2回迎えている。豪栄道が
横綱に昇進した場合、果たして好成績を続け
られるのだろうか。横綱は常に優勝争いをし、
12勝以上の安定した力が求められる。豪栄
道にできるだろうか。30歳だけに短命に
終わる恐れがある。それは豪栄道や相撲界
にとって果たしていいことなのだろうか。

現在の大関陣は照ノ富士の大関昇進とともに
始まった。平成27年七月場所からである。
しかし、今となっては、ほころびが出始め
ている。永遠に続くものはない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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