大相撲

■福岡8日目 薄れゆく場所の焦点

2016年11月20日

序盤戦、完璧な相撲を取ってきた豪栄道。
その歯車がこの3日間くるいが生じている。
後退することがなかったのが、豪栄道の相撲
だったのに、玉鷲、魁聖、そして今日の隠岐
の海と後退だらけである。隠岐の海にはふと
ころに入られる今場所最悪の体勢だった。
豪栄道は2敗で苦しくなった。

最も場所前、豪栄道が本来問われているのは、
連続優勝ではない。品格力量抜群であるか
否かである。と書いてきた。仮に今場所豪栄
道が連続優勝しても品格・力量抜群とはとて
もいえない。豪栄道は今年2度負け越して
いる。そのうちの1つが2場所前の負け越し
である。昭和33年、横綱昇進の内規ができて
以来、多くの横綱が誕生したが、さすがに
3場所間に負け越しがあって、横綱に昇進
したケースはない。

ただ、今場所難しくても、一月場所に繋がる
成績を残すことは重要である。豪栄道が序盤
にみせた立ち合いの鋭い踏み込み、重いあた
り、後退することのない攻めは、完璧な内容
であった。豪栄道は後半横綱・大関と対戦
する。そこでもう一度序盤戦の相撲が、復活
すれば、かなり面白くなる。豪栄道は再び
自分の相撲に集中していただきたい。

高安の大関昇進は近からず、遠からずという
見方をしてきた。高安がここ2場所みせた
好調を持続すれば、と思う反面、横綱・大関
全員と対戦する地位で勝ち越したのはたった
4場所と少なすぎるのが気になっていた。
結果は中日で4勝4敗である。勝ち越せるか
どうかもわからなくなってきた。

逆に予想外なのが鶴竜、照ノ富士である。
鶴竜の引きは負けをよぶが、今回は相手を
よび込む引きではなく、体を開いてさばいて
いる。照ノ富士は3日目から気迫あふれる
相撲を取り出した。後半はサバイバル戦に
なりそうな展開である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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