大相撲

十一月場所総評

2016年11月30日

★場所の相撲人気をどうみるか
満員御礼が出なかったのは2日間だけだから、
よく入ったといえる。ただし、客席がずいぶん
プレス用などでつぶされている。今回は新た
に大型のブースが設けられていた。こんなに
多くの客席を犠牲にするのが、十一月場所の
特徴である。今のままでいいのではなく、
工夫とやりくりが必要である。
161127千秋楽幕内表彰A 088
★場所全体をふり返ると
優勝争いは毎日がサバイバル戦になっている。
面白くしたのは横綱に3連勝した稀勢の里と
いえる。ただ、14日目に優勝が決まったのは
意外だった。千秋楽は緊張感の薄いものに
なってしまった。制限時間後の仕切りのやり
直しほど白けるものはない。研修なり、稽古
から立ち合いを身につける習慣をつけないと、
本場所でうまくいくはずがない。

★横綱陣について
前評判はそれほどでもなかった鶴竜が3回目
の優勝を14勝1敗の好成績で飾った。鶴竜は
予想を超える働きで、よくやったといえる。
鶴竜の引きは負けを呼ぶといわれるなか、
今回はまともな引きはなかった。今後は未知
の領域である連覇を目指していただきたい。
161127千秋楽表彰B 291
<鶴竜の優勝パレード 旗手勢>
 
日馬富士と白鵬はともに1勝足りない11勝で
終わってしまった。日馬富士は最後、息切れ
した。白鵬は休場明けで万全ではなかった。
2敗した時点で優勝はなかった。ただ、通算
1000勝スピード達成はあっぱれだった。魁皇
の1047勝を破るのは時間の問題である。

★大関陣に関して
合格は稀勢の里のみである。3横綱に3連勝
したのは、見事であった。その反面平幕に
3敗したのはいただけない。稀勢の里の一月
場所の横綱は、問題にもならない。横綱の
昇進基準は品格・力量抜群であることを忘れ
てはいけない。
161123十一日目幕内 760
<鶴竜に唯一の黒星を与えた稀勢の里>
 
豪栄道は序盤戦完璧だった。終わってみれば
9勝6敗で本来の大関に戻った。3横綱に
歯が立たなかった。8勝照ノ富士・5勝琴奨
菊は論外。

★三賞について
横綱・大関全員と対戦して唯一勝ち越したの
が、玉鷲である。関脇以下でもっとも輝いた
力士である。果敢で強烈な攻めは、これまで
の玉鷲からには見られない変身相撲だった。
10勝して技能賞は当然だった。殊勲賞は横綱・
大関がいまいちの成績のため、なかった。
161127千秋楽幕内表彰A 292
<遠藤を攻め立てる玉鷲>
 
正代は着実に強くなっている。稀勢の里を
倒して11勝はできすぎ。敢闘賞は当然だった。
石浦は十両時代1度も2ケタ勝利がなかった。
それが新入幕したとたん10勝した。敢闘賞
受賞だが、技能賞もありだった。
161126十四日目幕内 364
<もつれた正代対石浦(向こう)>
 
★はかに気がついた点は
遠藤は1横綱3大関を倒しながら、惜しくも
負け越した。遠藤は横綱・大関全員と対戦
する地位での勝ち越しはない。三役もない。
この2点を来年は果たしていただきたい。

高安はまだ安定した力がない。大関に昇進
したとたん1ケタ勝ち星になる「大関の法則」
にのっとった大関ならいらない。まず、三役
に定着できる力をつけることである。

★最後に場所の採点を
73点。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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