大相撲

稀勢の里 日はまた昇る

2016年11月6日

九月場所10勝に終わったことで、稀勢の里の
話題が消えてしまった。琴奨菊と豪栄道は
たった1度の13勝以上の成績が優勝に結び
つけた。ワンチャンスを生かした優勝である。
もちろん彼らは現役であり、今後再び好成績
をあげることはありえる。それに比べて稀勢
の里は13勝を5度あげているが、優勝に結び
ついていない。ここまでくると稀勢の里は、
勝利の女神に見捨てられているのではと思え
てくる。
160124千秋楽表彰 025
<賜杯のゆくえは>
 
豊山(前名内田)がなかなか優勝できずに
いるとき、「優勝してくれ豊山」という悲痛
な叫びがあったほどである。今、豊山を稀勢
の里に置き換えたいファンもいるのでは。
稀勢の里に優勝はめぐってくるのだろうか。
これまでの5度の13勝をふり返ってみよう。
稀勢の里13勝A
これを見ると、2敗のうち1敗はほとんど
白鵬からである。もう1敗は横綱・大関から
が目立つ。稀勢の里にとって、大きく立ち
はだかってきたのが、白鵬である。しかし、
これはいままでのケースである。その白鵬は
全休あけで、けして万全とはいえない状態で
ある。ここにチャンスがある。日馬富士には
取りこぼしがつきもので、安定感に欠ける
傾向がある。鶴竜、豪栄道、琴奨菊、照ノ
富士に地力負けはしない。
131123十四日目幕内 910
<平成25年11月 稀勢の里が白鵬から堂々の勝利>
 
あとは関脇以下の取りこぼしをいかになくす
かである。左四つ十分だが、上手から芸が
あるわけではない。玉錦のように力強い寄り、
出足が伴えば強さは増す。十一月場所、幸い
注目度は薄れている。伸び伸びと取れる環境
である。実はこれが稀勢の里にとって大事な
のである。無欲の勝利、考え過ぎない相撲が
十二分に力を発揮させる。そして、ここ一番
の相撲で勝利することである。
160520十三日目幕内 926
<平成28年5月 白鵬と稀勢の里の死闘>
 
輪島はいい意味で相撲バカだった。ここ一番
の相撲は堅くなるどころかいっそう力を発揮
した。朝青龍は琴光喜の優勝を見て、自分も
やれると思ったと言う。稀勢の里に謎の微笑
みはもういらない。優勝することは必然で
あり、めぐり合わせである。稀勢の里は
今こそ優勝すべきである。

がっぷり総見で稀勢の里のインタビュー
があった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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