大相撲

春日山部屋の位置づけ1

2016年10月14日

元濱錦の春日山が師匠不適格として、協会は
師匠辞任勧告を出した。勧告とはいっても
受け入れない場合は、業務委託契約を解除
するという強制力が伴う。元濱錦は先代春日
山の春日富士と年寄名跡をめぐって訴訟中で
あった。ちなみに元春日富士と元濱錦は師弟
関係ではない。元濱錦は追手風部屋の出身で
ある。部屋消滅に伴い、力士は追手風部屋へ
移籍になるとのことである。

春日山部屋はどんな部屋の位置づけになる
のか。それが以下ピンクの部分である。
春日山
これを見ると井筒のルーツは高砂であること
がわかる。同じく高砂の系統だった二十山は
師匠の死去にともない、力士は双葉山相撲
道場に移籍している。そもそも本家・分家が
一門意識をもつようになったのは、常陸山
以降だという。

小さくて見にくい方のためにさらに部分ピック
アップをご覧いただきたい。
立浪A
春日山は立浪の系統である。立浪は元小結緑
嶋がおこした部屋である。旭川、双葉山、羽
黒山、名寄岩など名力士を育て、一大勢力を
築いた。春秋園事件で力士が脱退するなか、
立浪部屋から脱退力士を出さなかったことも
大きかった。緑嶋自身が伊勢ノ海系統の春日
山部屋出身である。その春日山部屋は後に消
滅している。
名寄岩 
<怒り金時名寄岩のブロマイド>
 
立浪部屋からはいくつかの部屋が独立した。
双葉山相撲道場(後の時津風部屋)、名寄岩
の春日山部屋などである。名寄岩は40歳まで
現役を務めての昭和29年の独立だった。春日
山部屋の誕生であった。しかし、春日山部屋
は脈々と継続する運命とはいかなかった。

(この項目続く)

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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