■2位 琴奨菊10年ぶりの日本出身力士の優勝
一月場所、日本出身力士琴奨菊の優勝は、
栃東以来実に10年ぶりになる。大いに盛り
上がった琴奨菊の優勝は、スポーツニュース
だけでなく一般のニュースでも大きく報道
され一躍時の人となった。3横綱を倒しての
堂々たる14勝1敗の成績であった。「努力は
報われる」を大願させた初優勝に琴奨菊ファ
ンだけでなく、大勢の相撲ファンを引き付け
たのではないだろうか。
それにしても10年59場所、モンゴル、ヨーロ
ッパ勢に優勝を独占されようとは誰が想像
できたであろうか。あまりにも長い月日で
あった。それだけにインパクトは大きかった。
相撲ファンのなかには「久しぶりの日本人
力士優勝の場面に居合わせることができた」
と貴重な体験をふり返っていた。
ただ、琴奨菊がこのあと、成績がもうひとつ
ふるわないのが気になる。あの止まることを
知らないがぶり寄りを再び見たい。復活琴奨
菊を来年目にすることができるか。関脇が
強い場所は面白いというが、本当は大関が
強い場所はもっと面白いのだ。
KW氏が1位にM氏とH氏が2位にT氏と
S氏が3位にA氏が8位にあげている。
■1位 元千代の富士の九重が61歳の若さで急死
七月場所が終わり、世間が本場所の熱気を
忘れはじめた7月31日、日本中に衝撃的な
ニュースが駆け巡った。ウルフが逝った。
幕内最高優勝31回を誇る大横綱、国民栄誉賞
の大横綱がすい臓ガンで亡くなられた。61歳
というまだ若い死に驚かされた。ガンと伝え
られながらも、テレビの解説で元気な姿を
見せてくれていたのでまさかの思いであった。
昭和の力士がまたひとりいなくなった。「さ
びしい」の一言である。
元千代の富士の九重親方は1年前の6月下旬
にすい臓ガンの手術をし、七月場所は内臓
疾患を理由に休場した。早期発見ということ
で心配はないと思われた。だが、他の部位に
転移し、すべてを除去するのが難しい状況
だった。抗がん剤による治療は、副作用が
激しい上、正常な細胞も傷つけるため、選択
しなかった。
元千代の富士の九重が選んだのは特殊放射線
治療であった。それは鹿児島に治療所がある
ため、大変な苦労を伴った。関係者によると
九重は最後まで親方として、指導ができる道
を選んだのではないかと語る。すい臓ガンは
最悪のガンといわれ、5年生存率は7.7%で
あった。
日本中をわかせた一代の英雄の目は永遠に
閉じられた。
M氏とT氏とS氏とH氏が1位にA氏が2位
にKW氏が3位にあげている。
暗闇五段を久々に読み返した。
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よしなに
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