2021年11月– date –
-
大相撲
2022年一月場所私製番付
恒例の2022年一月場所の私製番付を作成した。 番付は通常関脇以下を編成する。そこで私製 番付は関脇以下の成績をベースとした。ただ し、横綱・大関からの勝利は加えた。横綱・ 大関と対戦するとしないのでは大変な違い なのである。もっとも今回は横綱か... -
大相撲
2021年十一月場所総評
★大相撲人気をどうみるか 大相撲はコロナ禍で観客数を5000人以下と 制限しながら、満員にならない日々が続いた。 十一月場所は悲惨だった。コロナ禍とは別な 面から捉えると、次世代のホープが見当たら ない点があげられる。栃若時代に大鵬が出現 した。北... -
大相撲
■福岡千秋楽 1強他弱時代の中照ノ富士全勝優勝
マス席は原則2人、イス席は互い違いに座る というコロナ禍ならではの特殊事情のなかで 満員御礼の垂れ幕が下がった。東京でも名古 屋でもコロナ禍満員でもそんなことはしな かった。福岡では観客数に苦しんできただけ に千秋楽満員御礼としたのか、かなり... -
大相撲
■福岡14日目 阿炎予想をはるかに超える大健闘
全勝照ノ富士対1敗阿炎。誰が場所前この 二人の優勝争いを予想できただろうか。14日 目両者が結びの一番で激突する。阿炎は前日 貴景勝を真っ向から倒して勢いにのっている。 照ノ富士もここまで全勝とこれ以上ない成績 できている。てこずった相手は左上... -
大相撲
■福岡13日目 貴景勝に下位の好成績者は止められない
遅まきながら実現した1敗同士の貴景勝対 阿炎。13日目最大の注目の一番である。相撲 は、貴景勝が先に攻め込むことこそが勝利の 方程式であった。それが、阿炎との攻め合い からまわり込んだため、押されっぱなしに なって赤房下土俵に押し出された。ひ弱... -
大相撲
■福岡12日目 好取組が失われた終盤2日目
12日目、好取組を作成しようと思えばできた。 観客は貴景勝対高安、正代対霧馬山より貴景 勝対阿炎の1敗同士、正代対阿炎のほうが 見たいはず。それをもっと早くやればなお、 よかった。1敗阿炎は2敗玉鷲をなんなく 退けた。いくら阿炎が平幕相手に白星を... -
大相撲
■福岡11日目 変化なき優勝争いの終盤1日目
十一月場所の関取休場は現時点で3人である。 最近の傾向からもっと十両以上の休場が出る のではと懸念したが、今年(2021年)最低の 数字になるかもしれない。うれしい誤算に なる可能性が出てきた。このあともケガなく 無事場所を務めていくことを願いた... -
大相撲
■福岡10日目 優勝戦線に異常あり
祝日の日の大相撲、優勝戦線がまさかの展開 を迎えた。まず、1敗の御嶽海。対戦相手の 宝富士は3勝6敗と好調なわけではない。 相撲も左四つ寄りと取りにくい相手のわけ ではない。それでも負けるときがあるのが、 御嶽海の御嶽海たるゆえんか。相撲はあた... -
大相撲
■福岡9日目 優勝のカギを握るか御嶽海
福岡入りして初めての雨となった。以前2回 福岡入りしたことがあるが2回とも雨だった ことがある。それだけではない。羽田に戻っ た時も2回雨だったのだからめぐりあわせが 悪かったとしかいいようがない。幸い9日目 の雨は出かける時刻にはあがっていた... -
大相撲
■福岡8日目 貴景勝予想外の貴重な1勝
日曜の大相撲、空席はそれなりにあるが、 それでも平日よりは入った。新序出世披露が おこなわれたが2人という寂しさであった。 大相撲は冬の時代と書いてきたが、コロナ禍 が沈静化して本場所は人気回復の兆しがでそ うである。ただし、これから冬に入る... -
大相撲
■福岡7日目 優勝戦線力士各者各様の戦い
7日目、チケット売り場はイス席売り切れの 紙がはられていた。マス席はまだ売られて いたが、それでも平日とは比べものになら ないくらい、お客さんが入った土曜となった。 やはりお客さんが入ると館内の熱気が違う。 優勝戦線力士はどう戦ったか。幕内下... -
大相撲
■福岡6日目 重量級大相撲全盛時の中の技能相撲
かつて春日野部屋には栃錦、栃ノ海、栃東 (父)と続く小兵技能力士の伝統があった。 技の相撲は見るだけでわくわく感がある。 ところが現代は重量級大相撲の全盛期。うっ ちゃりと吊り出しさえ消えつつある。そんな 中で6日目、技能相撲が土俵で発揮され... -
大相撲
■福岡5日目 照・貴両力士序盤戦上位で全勝
序盤戦が終了した。大栄翔、若隆景、阿武咲 はすでに横綱・大関戦を終えている。隆の勝、 隠岐の海、妙義龍は5日目から横綱・大関戦 が始まった。宝富士、遠藤、高安はまだ対戦 はない。宝富士は6日目大関貴景勝戦である。 いつもながら極端な取組編成で... -
大相撲
■福岡4日目 横綱・大関が文句なしの強さを発揮
4日目も横綱・大関は安泰だった。これが あるべき姿であって、大関の負けぬ日はなし 大相撲では困る。次の大関はまるで見通しが たたない。まして横綱を狙える大関となると 誰がなるのか皆目見当がつかない。その結果 横綱1人、大関2人という層の薄いなか... -
大相撲
■福岡3日目 充実照ノ富士!変身(?)御嶽海
十一月場所の平日の入りは想像以上によく ない。一言でいえば重傷である。名古屋の 平日もガラガラだったが、福岡はそれ以上 である。前の席でさえ、空席があるのだから、 後ろの席は推して知るべし。 <空席> かつて大相撲には冬の時代があった。遠藤が ... -
大相撲
■福岡2日目 照ノ富士が見せた恐るべき勝負への執念
今日2日目から十両の北青鵬が休場した。 初日の栃ノ心、出場停止の朝乃山についで 3人目の関取欠場である。だが、今年(2021 年)3人で済んだ場所はない。最も少なくて 関取7人休場である。ケガは重量級大相撲の 宿命。休場が絶えることはなさそうである。... -
大相撲
■福岡初日 正代は負けるべくして負けた
福岡に相撲が戻ってきた。だが、手放しで 喜べない。初日の観客の入りは半分以下の 収容としてもあちこちで空席が目立った。 元々福岡県は人口では埼玉県、千葉県以下 である。これに東京都、人口2位の神奈川県 を加えた1都3県を要する東京場所でさえ 苦戦... -
大相撲
◆2021年11月 お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。大相撲のモットーは 足を使い、自分の目で確かめ、人と接する ことです。生で観戦した大相撲をお届けする ために、十一月場所の初日から千秋楽まで 福岡国際センターで観戦します。 <十一... -
大相撲
2021年十一月場所直前考
九月場所の優勝争いは2敗横綱照ノ富士と 3敗平幕中位以下の妙義龍の争いとなった。 千秋楽妙義龍が負けて照ノ富士の優勝が決定 した。照ノ富士と妙義龍の直接対決はなかっ た。いわばすれ違いの優勝争いだった。こう いう優勝争いは正直歓迎しない。やは... -
大相撲
2021年11月横綱・大関に挑む12人のサムライ
横綱・大関陣は3人と手薄である。誰かが 休場すると手薄をこえて弱体となる。先場所、 部屋ごと休場した白鵬は引退してもういない。 出場する以上、大関はみじめな成績がない ことを祈るのみである。 <照ノ富士> 横綱・大関との対戦圏内は、上位に休場... -
大相撲
松鳳山の出世街道3
2015年は横綱・大関戦がなかった松鳳山だが、 2016年は2場所フル対戦、1場所部分対戦が 実現した。フル対戦2場所はともに5勝10敗 と大敗した。ただし、松鳳山は横綱日馬富士 から2つめの金星を獲得している。 <日馬富士から2つめの金星> 2017年は... -
大相撲
貴景勝優勝争いの可能性
貴景勝は十一月場所で大関通算14場所目に なる。先場所はカド番だったが、3連敗スタ ートでどうなるかと思ったが、なんとか8勝 までもっていった。貴景勝はどうも負け越し が目立つ。大関で5度ある。このあたりが 何とも物足りない。きたる十一月場所、... -
大相撲
正代優勝争いの可能性
大関はときには横綱以上の存在価値を示す、 というのは遠い昔になりつつある。正代は 先場所8勝7敗だった。優勝争いどころか 勝ち越すのがせいぜいであった。それも正代 対貴景勝戦がなくてである。正代はさらに 関脇御嶽海戦もなかった。このあたりは取... -
大相撲
松鳳山の出世街道2
2011年十一月場所、松鳳山は新入幕を果た した。この場所10勝5敗と2ケタ勝利した。 幸先のいいスタートとなった。大関と対戦 したのは2012年七月場所、入幕4場所目で あった。まだ部分対戦であった。3敗と勝て なかった。松鳳山28歳のときであった。 ... -
大相撲
大相撲は冬の時代
十一月場所のチケットの売れ行きが芳しく ない。観客は半分におさえての状況だけに ただならない事態である。福岡だけではない。 東京場所もかけねなしに入るのは14日目、 千秋楽である。名古屋も少しも変わりない。 平日はガラガラだった。きっかけは新型... -
大相撲
新入幕から横綱昇進までの所要場所数番付
照ノ富士は大関降格後、番付を序二段まで 落としながら幕内に復活した。それだけでは ない。ついには横綱にまでのぼりつめたので ある。照ノ富士の新入幕は2014年三月場所で ある。それから44場所かけて横綱に昇進した。 実に7年以上かけての横綱であった... -
大相撲
松鳳山の出世街道1
松鳳山が37歳で幕内復帰を果たした。白鵬が 36歳で引退したばかりであり、立場が異なる とはいえ、そうそうできることではない。 番付発表の日、照ノ富士とともにクローズ アップされた。十一月場所は地元福岡県で 開催される。松鳳山はどのような出世街道... -
大相撲
力量抜群の横綱
横綱の推薦基準に2場所連続優勝がある。 これは第二項だが、一人歩きしてしまって いる。年6場所制で2場所だけを切り取る 危うさが潜んでいる。その前の第一項に品格 力量抜群がある。品格は定義されていないが、 抜群の力量とはどれほどのものか。筆者... -
大相撲
新入幕をねらう十両力士事情
今年(2021年)の新入幕は翠富士と一山本と わずか2人だった。その2人も現在は十両で ある。これではなかなか活気が出にくい。 新入幕をねらうほかの十両力士の事情はどの ようなものか。探ってみた。 ■武将山 新十両の場所は十両尻7勝8敗で負け越し ... -
大相撲
2021年十一月場所番付の視点
今年納めの十一月場所の番付が発表された。 白鵬の引退承認は番付編成後であり、番付に 名前は残ると伝えられてきた。ところが、 実際白鵬の名前はなかった。確かに引退は 事前に協会に伝えられており、既定の事実 なのだから、番付に名前が残るほうが本来...
1