大相撲

■福岡9日目 優勝のカギを握るか御嶽海

福岡入りして初めての雨となった。以前2回
福岡入りしたことがあるが2回とも雨だった
ことがある。それだけではない。羽田に戻っ
た時も2回雨だったのだからめぐりあわせが
悪かったとしかいいようがない。幸い9日目
の雨は出かける時刻にはあがっていた。9日
目は平日だが、観客は前半と比べものになら
ないくらい戻ってきた。

9日目、御嶽海対明生の関脇同士の一番が
実現した。明生はここまで4勝4敗。まだ、
横綱戦、大関戦を残している。それだけに
この一番は明生の必死さが伝わってきた。
なんとか攻め込もう、くずそうとするも今の
御嶽海は持ちこたえ、圧力をかけて向こう
正面に寄り切った。力の違いをみせた一番と
なった。御嶽海が全勝貴景勝戦・照ノ富士戦
でどんな相撲をみせるか。優勝の行方に変化
があるのか、終盤戦の見所になってきた。

<明生に対し地力の違いをみせた御嶽海>

正代はここにきて遠藤に不覚をとった。5勝
4敗で横綱・大関戦、御嶽海戦を残している。
ぎりぎり勝ち越せるかもしれないが、どうも
相撲がぴりっとしない。負けはすべて平幕で
ある。今のままだと大関の実力そのものに
疑問がもたれかねない。

<遠藤に敗れ、4敗となった正代>

照ノ富士は負け越している高安戦だが、それ
は昔のことになりつつある。大関・横綱に
なって1度も負けていない。この日の相撲は
次のように展開した。照ノ富士は立ち合い
素早く右まわしを取った。長引いては面倒と
ばかりに引き付けて西土俵に寄り切った。
照ノ富士と高安の力は開きつつある。

<照ノ富士、高安に完勝>

全勝照ノ富士・貴景勝、1敗御嶽海・阿炎の
まま祝日の中盤最終日を迎える。

【福岡情報】
弓取り式終了後、お客さんに大相撲グッズが
あたる抽選会がある。これはコロナ禍で順番
に帰らすためでもある。福岡だけでなく、
どの場所もおこなっている。当選したことが
ないので具体的な中身は知らない。当選者は
1階先発事務所前で親方からグッズを渡され
る。親方は日によって異なる。初日は元白鵬
の間垣親方が担当となった。あっという間に
人垣ができてしまった。係の方が順次お帰り
になるよう整理にあたっていた。さすが親方
になりたての元横綱は違う。

<元白鵬の間垣親方>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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