大相撲

大相撲は冬の時代

2021年11月6日

十一月場所のチケットの売れ行きが芳しく
ない。観客は半分におさえての状況だけに
ただならない事態である。福岡だけではない。
東京場所もかけねなしに入るのは14日目、
千秋楽である。名古屋も少しも変わりない。
平日はガラガラだった。きっかけは新型コロ
ナウイルスであることは間違いない。これを
境に観客をしぼってもフルにはいらなくなっ
た。

<2020年三月場所の案内>

2020年三月場所は通常開催の予定だった。
このときはチケット発売初日で土日祝日は
なくなった。相撲仲間でも半分くらいしか
入手できなかった。平日はなんとか希望の
席が購入できたが、いつまでもあるわけでは
なかった。つまりこの時点では大相撲は過熱
であったわけだ。ところが、この場所は急遽
無観客開催になってしまった。

それからは観客を制限しての本場所開催と
なったが、平日はガラガラで14日目・千秋楽
だけが何とか入る状況になった。理由はいろ
いろ考えられる。感染を避けるために足が
遠のく。会場だけでなく、帰りの通勤電車の
密も考えられる。チケットの販売法が、ネッ
ト限定が多く、購入しにくい。特に名古屋は
特定のサイトの会員になることから始めなけ
ればならなかった。これでは老人、外国人を
遠ざけてしまう。

<国技館の平日のマス席>

国技館では2階イス席は選択できるが、マス
席は選べない。高いマスを購入してもどこへ
まわされるのかわからない。これでは腰が
ひける。チケットを購入しやすくし、席を
選択できるようにすることは重要ポイントに
なる。かつてチケットぴあ店では席を選択
できた。そのぴあ店は今すべて閉鎖でなく
なってしまった。時代といえばそれまでだが、
なにか心残りがする。

<愛知県体育館の平日>

大相撲冬の時代、当日マス席を購入すると
切り売りであった。マス席一人分が購入でき
た。同じマス席種全部が売れない限り、相席
にならなかった。前売りでマス席を購入した
方が4人すし詰めに対し、当日切り売りで
購入した方は1マスでゆうゆうとすごせた。
十一月場所ではけっこういい時間になっても
自由席が販売されていたことがあった。

番付の面では1強他弱で盛り上がりにくい。
1強である照ノ富士がくずれたら、低レベル
の優勝争いになりそうである。また、次の
大関候補、横綱候補がまるで見えない。これ
では盛り上がりにくい。

通常開催になったとしても観客は戻ってくる
のだろうか。大相撲は冬の時代のままかも
しれない。

自転車を修理しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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