十一月場所のチケットの売れ行きが芳しく
ない。観客は半分におさえての状況だけに
ただならない事態である。福岡だけではない。
東京場所もかけねなしに入るのは14日目、
千秋楽である。名古屋も少しも変わりない。
平日はガラガラだった。きっかけは新型コロ
ナウイルスであることは間違いない。これを
境に観客をしぼってもフルにはいらなくなっ
た。
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2020年三月場所は通常開催の予定だった。
このときはチケット発売初日で土日祝日は
なくなった。相撲仲間でも半分くらいしか
入手できなかった。平日はなんとか希望の
席が購入できたが、いつまでもあるわけでは
なかった。つまりこの時点では大相撲は過熱
であったわけだ。ところが、この場所は急遽
無観客開催になってしまった。
それからは観客を制限しての本場所開催と
なったが、平日はガラガラで14日目・千秋楽
だけが何とか入る状況になった。理由はいろ
いろ考えられる。感染を避けるために足が
遠のく。会場だけでなく、帰りの通勤電車の
密も考えられる。チケットの販売法が、ネッ
ト限定が多く、購入しにくい。特に名古屋は
特定のサイトの会員になることから始めなけ
ればならなかった。これでは老人、外国人を
遠ざけてしまう。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/201118十一日目幕内-004-e1636168043347.jpg)
国技館では2階イス席は選択できるが、マス
席は選べない。高いマスを購入してもどこへ
まわされるのかわからない。これでは腰が
ひける。チケットを購入しやすくし、席を
選択できるようにすることは重要ポイントに
なる。かつてチケットぴあ店では席を選択
できた。そのぴあ店は今すべて閉鎖でなく
なってしまった。時代といえばそれまでだが、
なにか心残りがする。
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大相撲冬の時代、当日マス席を購入すると
切り売りであった。マス席一人分が購入でき
た。同じマス席種全部が売れない限り、相席
にならなかった。前売りでマス席を購入した
方が4人すし詰めに対し、当日切り売りで
購入した方は1マスでゆうゆうとすごせた。
十一月場所ではけっこういい時間になっても
自由席が販売されていたことがあった。
番付の面では1強他弱で盛り上がりにくい。
1強である照ノ富士がくずれたら、低レベル
の優勝争いになりそうである。また、次の
大関候補、横綱候補がまるで見えない。これ
では盛り上がりにくい。
通常開催になったとしても観客は戻ってくる
のだろうか。大相撲は冬の時代のままかも
しれない。
自転車を修理しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。