横綱・大関陣は3人と手薄である。誰かが
休場すると手薄をこえて弱体となる。先場所、
部屋ごと休場した白鵬は引退してもういない。
出場する以上、大関はみじめな成績がない
ことを祈るのみである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/210915四日目十両-902-e1636594012634.jpg)
横綱・大関との対戦圏内は、上位に休場が
なければ東5枚目高安までである。貴景勝と
隆の勝は同部屋のため、対戦がない。貴景勝
は豊昇龍と対戦するかもしれない。ここ1年、
横綱・大関に挑んだ結果が次の表である。
なお、高安は元大関のプライドから表には
加えなかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/サムライA-e1636594299700.jpg)
ここ1年、すべて上位は御嶽海、大栄翔、
隆の勝の3力士である。御嶽海は関脇以下
最強であるが、以前より精彩が薄れてきて
いる。ここ1年三賞はない。2ケタ勝利も
10勝が1場所あるだけである。ただ、大関
とは互角に戦っているだけに、大関陣は油断
ができない。
大栄翔が幕内上位で優勝したことは時間と
ともに記憶から薄れつつある。それだけに
先場所横綱照ノ富士に勝ったことは久々に
存在価値を示した。ここ1年上位ということ
は御嶽海に続く実力者とみていい。三役に
定着できないのが課題である。求められる
ことは上位での連続勝ち越しである。その
ためにも、横綱・大関に勝利しておきたい
ところである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/210920九日目幕内-1140-e1636594093822.jpg)
大栄翔>
隆の勝が昨年十一月場所横綱・大関戦がない
のは、横綱白鵬・鶴竜、大関朝乃山・正代が
休場したためである。このとき隆の勝は関脇
であった。実質1年間上位であった。ただ、
横綱・大関に勝てなくなってきている。と
いっても弱くなったわけではない。あと一歩
が足りなかった。照ノ富士と正代のみの対戦
だが、この辺で結果をだしておきたいところ
である。
明生は先場所4勝7敗から勝ち越した。横綱
照ノ富士にも勝利した。明生の底力をみた
思いである。これで、4場所連続上位で勝ち
越した。上位の顔になってきた。上位勝ち
越しがどこまで続くか。明生の評価はそこで
決まる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/210926千秋楽幕内-1144-e1636594153389.jpg)
新小結霧馬山は上位ではなかなか勝てない
場所が多かった。2020年九月場所、横綱休場、
2大関出場の場所で勝ち越したことはあるが、
地力はまだまだであった。先場所の勝ち越し
は、力がついてきたことを示した。大事なの
はこれからである。勝ち続けていく力が求め
られる。そのためにも横綱・大関戦は大事に
なる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/11/210912初日幕内-944-1-e1636594235525.jpg)
若隆景は七月場所こそ躓いたが、着々と力を
つけてきている。上位で勝ち越すだけの力は
ついてきた。関脇は明生に先行された。早め
に追いつきたいところである。先場所は横綱・
大関戦全敗だった。勝ち越しながら、物足り
ない感触だった。十一月場所は反撃に出たい
ところである。
十一月場所は迫っている。
荷物の確認をしています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。