大相撲

2021年11月横綱・大関に挑む12人のサムライ

横綱・大関陣は3人と手薄である。誰かが
休場すると手薄をこえて弱体となる。先場所、
部屋ごと休場した白鵬は引退してもういない。
出場する以上、大関はみじめな成績がない
ことを祈るのみである。

<照ノ富士>

横綱・大関との対戦圏内は、上位に休場が
なければ東5枚目高安までである。貴景勝と
隆の勝は同部屋のため、対戦がない。貴景勝
は豊昇龍と対戦するかもしれない。ここ1年、
横綱・大関に挑んだ結果が次の表である。
なお、高安は元大関のプライドから表には
加えなかった。

ここ1年、すべて上位は御嶽海、大栄翔、
隆の勝の3力士である。御嶽海は関脇以下
最強であるが、以前より精彩が薄れてきて
いる。ここ1年三賞はない。2ケタ勝利も
10勝が1場所あるだけである。ただ、大関
とは互角に戦っているだけに、大関陣は油断
ができない。

大栄翔が幕内上位で優勝したことは時間と
ともに記憶から薄れつつある。それだけに
先場所横綱照ノ富士に勝ったことは久々に
存在価値を示した。ここ1年上位ということ
は御嶽海に続く実力者とみていい。三役に
定着できないのが課題である。求められる
ことは上位での連続勝ち越しである。その
ためにも、横綱・大関に勝利しておきたい
ところである。

<2021年9月横綱照ノ富士に勝利した
大栄翔>

隆の勝が昨年十一月場所横綱・大関戦がない
のは、横綱白鵬・鶴竜、大関朝乃山・正代が
休場したためである。このとき隆の勝は関脇
であった。実質1年間上位であった。ただ、
横綱・大関に勝てなくなってきている。と
いっても弱くなったわけではない。あと一歩
が足りなかった。照ノ富士と正代のみの対戦
だが、この辺で結果をだしておきたいところ
である。

明生は先場所4勝7敗から勝ち越した。横綱
照ノ富士にも勝利した。明生の底力をみた
思いである。これで、4場所連続上位で勝ち
越した。上位の顔になってきた。上位勝ち
越しがどこまで続くか。明生の評価はそこで
決まる。

<2021年9月妙義龍に勝って勝ち越した明生>

新小結霧馬山は上位ではなかなか勝てない
場所が多かった。2020年九月場所、横綱休場、
2大関出場の場所で勝ち越したことはあるが、
地力はまだまだであった。先場所の勝ち越し
は、力がついてきたことを示した。大事なの
はこれからである。勝ち続けていく力が求め
られる。そのためにも横綱・大関戦は大事に
なる。

<霧馬山>

若隆景は七月場所こそ躓いたが、着々と力を
つけてきている。上位で勝ち越すだけの力は
ついてきた。関脇は明生に先行された。早め
に追いつきたいところである。先場所は横綱・
大関戦全敗だった。勝ち越しながら、物足り
ない感触だった。十一月場所は反撃に出たい
ところである。

十一月場所は迫っている。

荷物の確認をしています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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