豊昇龍が横綱になって1年が経過した。当初は昇進直前3場所33勝
が問題となった。あまりにも低レベルの横綱昇進だった。横審、協
会から誰一人反対意見がでなかったことにも驚かされた。豊昇龍の
横綱の力に疑問がもたれた。
横綱3場所で2度途中休場した。それは明らかに負けが込んでの休
場だった。
5勝5敗5休
12勝3敗
1勝4敗10休
このあたりの豊昇龍は横綱の面目丸つぶれであった。

このあと横綱として優勝争いに加わってきた。
13勝2敗
12勝3敗
いずれも優勝決定戦で大の里、安青錦に敗れ、優勝同点止まりであ
った。横綱としての存在感を示し、ようやく地力がともなってきた
かに思えた。
ところが、今年の一月場所はひざの影響があったとはいえ10勝5敗
に終わった。なんとか10勝5敗にまとめた印象だった。健康上の理
由をいくら言っても相手には勝てない、と言ったのは力道山である。
また、安青錦には優勝決定戦を含め5連敗中である。

かつて大関若乃花(初代)が猛威をふるっていたときのことである。
記者が鏡里に「明日は若乃花戦だがいかがですか」と尋ねた。「こ
っちは横綱だよ」と鏡里は憤慨した。豊昇龍にこの気概があるか。
横綱昇進直前33勝だった柏戸は横綱12場所目で横綱初優勝を達成し
た。豊昇龍はすでに6場所経過した。近いようで遠い優勝を成し遂
げる日はいつになるのか。