十一月場所の関取休場は現時点で3人である。
最近の傾向からもっと十両以上の休場が出る
のではと懸念したが、今年(2021年)最低の
数字になるかもしれない。うれしい誤算に
なる可能性が出てきた。このあともケガなく
無事場所を務めていくことを願いたい。
1敗阿炎は2敗宇良と対戦した。一方的な
相撲で阿炎が快勝した。阿炎は10勝と2ケタ
白星となった。12日目は2敗玉鷲である。
阿炎と照ノ富士戦はなさそうな流れになって
きた。審判部の取組編成のまずさ、へたさは
相変わらずである。幕内中位以下の好成績者
を土壇場で横綱・大関と対戦させる悪習慣を
繰り返す審判部は懲りない面々である。
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前日1敗した貴景勝は遠藤と対戦した。遠藤
は曲者ぶりを発揮することがあるので、いや
な感じがした。しかし、それはまったく無用
な心配であった。貴景勝は遠藤を押して、
押して押しまくった。最後遠藤は土俵下に
まで転落した。貴景勝は1敗を守った。
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11日目は正代の大応援大が向こう正面マス席
にくりだした。熊本出身の正代は気合いが
はいったのか、明生に対して左ざしで前に
出て圧倒した。正代は7勝目で勝ち越しに
あと1勝まできた。
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終盤戦に入って横綱対小結戦が実現した。
照ノ富士対逸ノ城戦である。右の相四つだけ
に波乱はなさそうと思ったら、そうではなか
った。右四つになって逸ノ城は照ノ富士に
左上手を与えない戦法にでた。これでは照ノ
富士は苦しい。無理な攻めはできない。出よ
うとする逸ノ城を下手投げでしのぐ。
ようやく上手に手がとどくと、反撃に出る。
寄る照ノ富士、まわり込む逸ノ城。そのとき
逸ノ城後ろをみせるも向き直る。だが、照ノ
富士の追撃は続き、最後は黒房下土俵で寄り
倒した。苦戦しただけに安堵の表情だった。
ただ一人全勝で残り4日間となった。
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【福岡情報】
コロナ禍でイス席の削減がけっこう出てきて
いる。NHKの放送スペースが広がり、さら
にラジオ席が正面にできた。その横のイス
席ブロックは黒い布がかけられ、使用でき
なくなっている。土俵を正面に左側イス席
正面は端の1ブロックしかないことになる。
一番上はマスコミ用で、使える客席は9席
しかないことになる。またNHKの向こう
正面席は2つのイス席2ブロック上につく
られている。十一月場所特有の警察席、消防
席などは相変わらず設置されている。これ
ではイス席はかなり、客席が減らされている
ことになる。