今年納めの十一月場所の番付が発表された。
白鵬の引退承認は番付編成後であり、番付に
名前は残ると伝えられてきた。ところが、
実際白鵬の名前はなかった。確かに引退は
事前に協会に伝えられており、既定の事実
なのだから、番付に名前が残るほうが本来
おかしかったのだ。それなら最初から白鵬の
名前は残るなどと、紛らわしい報道はすべき
でなかった。この結果幕内は41人という異例
の定員割れの番付となった。
小結候補は、大栄翔、若隆景がいたが、霧馬
山が新小結となった。関脇・小結が3人勝ち
越し、小結候補が3人出る結果になったのは、
横綱・大関が3人しかいなく、大関が弱すぎ
たことに大きな要因がある。
前頭西7枚目から10枚目までは空白地帯で
ある。西7枚目千代翔馬は東5枚目で5勝
10敗ながら、小幅ダウンですんでいる。西8
枚目翔猿は7勝8敗で負け越しながら現状
維持となった。それは東9枚目碧山、西9枚
目英乃海、東10枚目千代大龍も同様で1点
負け越しながら、番付は現状維持となった。
関脇で出場停止の朝乃山は西10枚目まで番付
を下げた。新型コロナウイルスで部屋ごと
休場となった石浦は、番付はそのままの東12
枚目となった。十両優勝した阿炎が幕内に
復帰した。幕内は2020年九月場所以来である。
1年かけて戻ってきた。松鳳山は37歳の幕内
復帰である。こちらも2020年九月場所以来で
ある。
十両は28人中、元幕内が15人いる。54%と
以前ほどではないが、今年(2021年)は新入
幕力士が2人と乏しかった。十両の活気は
若元春、武将山など若手にかかっている。
このところ覇気がない炎鵬は再び11枚目で、
下3枚しかない。北青鵬がいよいよ土俵に
登場する。どんな相撲を取り、どんな成績を
残すか期待される。新十両は寺沢改め朝乃若、
平戸海である。
幕下は琴裕将、對馬洋、ホープ北の若が上位
に番付を上げてきた。十両をうかがう地位
だけに注目される。竜電は幕下47枚目まで
番付を下げた。十一月場所は11月14日に始
まる。
選挙番組を1時半まで見ました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。