大相撲

■福岡5日目 照・貴両力士序盤戦上位で全勝

序盤戦が終了した。大栄翔、若隆景、阿武咲
はすでに横綱・大関戦を終えている。隆の勝、
隠岐の海、妙義龍は5日目から横綱・大関戦
が始まった。宝富士、遠藤、高安はまだ対戦
はない。宝富士は6日目大関貴景勝戦である。
いつもながら極端な取組編成である。

まず、最も興味深い照ノ富士対隆の勝から。
今年(2021年)五月場所、「隆の勝は照ノ
富士に勝てなくなってくる」と書いた。それ
は相撲内容に差がついてきたことによるもの
だった。過去隆の勝が勝った相撲でも攻めた
のは照ノ富士で、足の踏み出しがわずかに
早く、負けたものだった。五月場所、照ノ
富士はまだ大関だった。今場所はどうなっ
たか。隆の勝が果敢に攻めても攻めきれない。
照ノ富士くずれず、逆襲出る。最後西土俵、
上手投げで決めた。横綱照ノ富士はますます
強さを増してきている。

<照ノ富士、上手投げで隆の勝を退ける>

貴景勝はぐんぐん調子が上がってきている。
押しがさえまくっている。先場所負けている
妙義龍は貴景勝の強烈な押しに何もできな
かった。そもそも貴景勝が負けるときは押し
ても、押しても相手に残られるときである。
6日目は宝富士戦である。連勝はどこまで
続くか。

<押しがさえる貴景勝、妙義龍を押し出す>

2日目から強さを発揮してきた正代は、隠岐
の海に対し後手にまわった。そのまま向こう
正面土俵で寄り切られた。正代は負けるとき
はあっさり負ける。だが、連敗することなく、
ここは踏みとどまる正代がみたい。千秋楽
照ノ富士と対戦するのは番付上正代だ。だか
ら、強い正代出なくては見せ場がなくなる。

<正代、隠岐の海に不覚>

序盤戦、上位の全勝は照ノ富士と貴景勝だけ
になった。

【福岡情報】
十一月場所は昭和32年に定例化された。会場
は昭和32年から昭和48年まで福岡スポーツ
センター、昭和49年から昭和55年まで福岡
九電記念体育館、昭和56年から現在の福岡
国際センターとなっている。福岡国際セン
ターには2つの欠点がある。1つは交通の便
が悪いことである。地下鉄呉服町駅まで徒歩
15分くらいである。途中信号が多く、足止め
となるのでさらに時間がかかる。バスは路線
と停留所がわかりにくい。

もう1つはトイレである。イス席は3階にある
が、トイレがなく、2階まで降りていかなけ
ればならない。2階トイレも端に男子トイレ、
反対側の端に女子トイレとあるので席によっ
てはけっこうな移動になる。今年はさらに
3階からゴミ箱が消えてしまった。3階イス席
は、ないないづくしである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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