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■福岡4日目 横綱・大関が文句なしの強さを発揮

4日目も横綱・大関は安泰だった。これが
あるべき姿であって、大関の負けぬ日はなし
大相撲では困る。次の大関はまるで見通しが
たたない。まして横綱を狙える大関となると
誰がなるのか皆目見当がつかない。その結果
横綱1人、大関2人という層の薄いなかで
当分やっていくしかない。

照ノ富士は一時負けが込んでいた阿武咲と
対戦した。優勝した三月場所でさえ負けて
いる。ただ、ここ2場所は対戦がない。相撲
は、押していくことに活路を見いだす阿武咲。
押されず踏み込む照ノ富士。攻防の中で照ノ
富士が引っ張り込んで青房下土俵に極め出し
た。今の照ノ富士は、阿武咲に対して怖さは
なくなっている。

<照ノ富士が極め出しで阿武咲から勝利>

貴景勝はリズムにのってきた。あたり勝って
先に攻め、突き落としでゆさぶるパターンで
大栄翔を問題にしなかった。先場所の連敗
スタートに懲りたのか、幸先のいい出だしだ。
正代も前に出る相撲で若隆景を一方的に退け
た。関脇の強い場所は面白いというが、本当
は大関の強い場所はもっと面白いのだ。

<貴景勝、必勝パターンで大栄翔をくだす>

三役以上同士の一番は関脇御嶽海と小結逸ノ
城戦となった。ともに土俵際はこらえない
という共通点があった。御嶽海は今場所その
印象は薄れているが。取組的にはわくわく
感はない。相撲は攻めきった御嶽海が勝って
4勝とこれ以上ない成績となった。

高安が連日長い相撲を志摩ノ海相手に取った。
長い相撲を取るのは相撲が好きだから、と
皮肉をいわれることになる。動きがとまると、
両力士の背中に行司がバンっと手形を押した
ほうが効果的とつい無責任なことを言う人が
いた。水が入るかと思ったが、高安が死力を
尽くして最後上手投げで決めた。

<長い相撲を制した高安>

横綱・大関の快進撃は果たしてどこまで続く
のか。

【福岡情報】
コロナ禍以降当日売りはあってもネット販売
であった。通常開催のときは自由席が当日
売りだったこともあり、開場窓口で販売され
ていた。その自由席、今は、消滅している。
ところが、福岡国際センターでは窓口で当日
売りがおこなわれているのだ。直接購入して
いる方の姿を見かけた。世の中にはサイトと
無縁の方がいる。新型コロナウイルス対策の
ワクチンの予約を娘さんに取ってもらった
というニュースが流れるほどである。そう
いう方にとって直接窓口でチケットを購入
できることほどありがたいことはない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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