月別アーカイブ:2017年11月

隠されたままの貴ノ岩

2017/11/30    

日馬富士の引退記者会見から一夜明けた日は、 定例の理事会が開催された、これが異例の 注目を浴びた。注目すべき議案がそろいすぎ ていた。日馬富士暴行事件の中間報告、日馬 富士の引退を受けて、貴乃花親方は ...

横綱日馬富士の決断

2017/11/29  

<引退をスクープした日刊スポーツ> 日馬富士が自ら引退に踏み切った。3日目、 日馬富士の暴行事件は突如浮上した。本場所 そっちのけの大騒ぎが、真相が見えない中、 連日連夜続いた。しかし、ここにきて自ら ...

■福岡千秋楽 1度の不祥事で崩壊するモノ

2017/11/29  

千秋楽の関心は八角(元北勝海)理事長の ご挨拶である。いったい何を語るのだろうと その時を待っていた。土俵に上がった八角 理事長は神妙な面持ちだった。そして口を 切った。「横綱日馬富士の問題により、皆 ...

■福岡14日目 盛り下がる一方の場所

2017/11/28    

2敗の隠岐の海が玉鷲に敗れ3敗。同じく 2敗の北勝富士が阿武咲に敗れ3敗。1敗の 白鵬が遠藤を無難に退けて、40回目の優勝を 決めた。優勝争いをしたことがない隠岐の海、 北勝富士に過大な期待はいだけな ...

■福岡13日目 工夫なき取組編成 興行上は冬の時代

2017/11/28    , ,

この日から大関高安が休場した。休場者は 留まることがない域にまで達した。先場所に 引き続き看板に偽りありの場所になった。 横綱・大関リーグ戦は千秋楽結びの一番のみ という寂しさである。ネットのチケット ...

■福岡12日目 貴乃花のルーツ

2017/11/27    ,

白鵬は昨日の敗戦を引きずることなく、御嶽 海を圧倒した。高安は北勝富士に敗れ4敗目、 豪栄道は逸ノ城に敗れ5敗目。ともに大関と して弱すぎる。今後も期待はできないし、 弱い大関はいらない。 <北勝富士 ...

■福岡11日目 白鵬のアピールに物言い

2017/11/27    

結びの一番で奇妙な光景が繰り広げられた。 嘉風対白鵬戦は、嘉風のもろ差し速攻で、 白鵬は西土俵下の客席まで吹っ飛んだ。世に も奇妙な光景はその直後におきた。土俵下で 白鵬が右手をあげているのだ。待った ...

■福岡10日目 稀勢の里に短命横綱の危機

2017/11/27  

稀勢の里はまたも負けが込んで休場した。 こんなことが短期間で3度もあると短命横綱 の気配さえ感じてくる。これまで短命横綱を 見てきたが、稀勢の里はまだ5場所目である。 そのうち4場所が休場では、6場所 ...

クイズ 難読サイン

2017/11/21  

達筆過ぎて読めない字が世の中にはある。以下の力士のサインを当ててみてください。 人気現役力士          ベテラン現役力士 部屋持ちの親方の現役名      元大関が育てた力士 答は千秋楽後に ...

ほかにもあった暴行事件

2017/11/21  

日馬富士の暴行事件が明るみに出てから、 メディアで過去の暴行事件を紹介し、ふり 返ったりもしている。 時津風部屋、新弟子暴行死事件 朝青龍、知人暴行事件 元金親、マネジャー暴行事件 以上が取りあげられ ...

横綱の合格ライン

2017/11/21    

鶴竜が4場所連続休場中である。今年に入っ ても皆勤は1場所で、その成績も10勝5敗で 横綱の責任を果たしたとはいえない。優勝は 通算3回と少ない。今、横綱が抱える最大の 問題点は、同じ横綱でもあまりに ...

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平成29年十一月場所のゆくえ

2017/11/21    ,

優勝は白鵬以外考えられない。9連勝と負け なしの上、相撲内容が一番安定している。 ただし絶対ではない。昭和42年十一月場所、 11勝1敗で独走していた大鵬が休場して優勝 を逃したことがある。そういう意 ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2017/11/21  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために、十一月 場所の10日目から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。その間興味深い大相 ...

■福岡9日目 深い溝からは何も生まれない

2017/11/20  

稀勢の里は重症である。宝富士相手に左四つ になっても肝心の上手が取れないまま攻めて いって、宝富士の下手投げをくった。四つ身 は差し手よりも上手を先に取りにいくもので ある。威力があるのは上手である。 ...

■福岡8日目 声なき貴ノ岩

2017/11/19    ,

稀勢の里は比較的取り易い逸ノ城相手に四つ にもなれず、ずるずる後退して土俵を割った。 これで4勝4敗となった。稀勢の里は自信を 回復するほど十二分な稽古が、いき届いて いたとは言いがたい。自信喪失状態 ...

■福岡7日目 混迷深める貴乃花親方

2017/11/18    

北勝富士は徹底した右おっつけで、稀勢の里 の左を封じた。稀勢の里は相変わらず、腰高 だし、守りに入っては苦しい。成績も4勝 3敗と怪しくなってきた。今場所は優勝争い する前に白鵬以外の横綱・大関は自滅 ...

■福岡6日目 異なる証言、疑問に推測憶測が渦巻く事件

2017/11/17    ,

大関豪栄道がパワー相撲の千代大龍の猛攻に しのいで、まわりこんだが、最後に土俵を 割った。貴景勝は落ちない。高安との突き 押し合戦は、貴景勝が優った。白鵬が星も 相撲内容も群を抜いている。 日馬富士の ...

■福岡5日目 スピード感がない協会の独自調査

2017/11/16    

今日から照ノ富士が休場した。初日から力の 入らない相撲が目立っていたので、休場も やむなしである。これで休場は鶴竜、貴ノ岩、 宇良、日馬富士、碧山に続いて幕内6人目で ある。休場者花盛りというところか ...

■福岡4日目 日馬富士は自ら進退を決断したほうがいい

2017/11/15  

稀勢の里対貴景勝戦は、稀勢の里の立ち合い 負けである。後手にまわっておこされ、残り 腰はなかった。輪島なら貴景勝タイプには、 立ち合い前褌を取ることにすべてをかけた 相撲を取るのだが、稀勢の里は無策だ ...

■福岡3日目 許されざる力士生命を脅かす暴行事件

2017/11/14  

3日目、横綱・大関は安定してきた。阿武咲 はやや気負い過ぎで足がついていっていない。 今日から日馬富士が休場した。ここで彼を めぐるビール瓶暴行事件に触れておかなけ ればならない。 何とも不思議な感覚 ...

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■福岡2日目 パワー負け日馬富士の連敗は深刻

2017/11/13  

初日黒星スタートの稀勢の里が、難敵阿武咲 と対戦した。勝負は立ち合い一瞬で決まった。 気負いすぎた阿武咲の下半身が崩れた。稀勢 の里は短期決戦で1勝。今の稀勢の里はとに かく勝っていくことが必要である ...

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■福岡初日 複数ある稀勢の里の敗因

2017/11/12  

3場所連続休場明けの稀勢の里が、実力者 玉鷲に押し出された。初日早々不安な出だし となった。稀勢の里対玉鷲は3度も立ち合い が合わなかった。最初の立ち合い不成立で 稀勢の里の戦法が露見する結果となった ...

平成29年福岡 横綱・大関に挑む9人のサムライ

2017/11/11    

横綱白鵬・稀勢の里、大関高安が土俵に戻っ てくる。3横綱2大関の上位にフルに挑む 力士は3枚目北勝富士までである。東関脇 御嶽海から北勝富士までのここ1年間の上位 戦の成績は以下である。なお、照ノ富士 ...

年間最多優勝争いになる十一月場所

2017/11/10    ,

納めの十一月場所の優勝は白鵬か稀勢の里か。 白鵬になっても、稀勢の里になっても今年 3回目の優勝になり、年間最多優勝になる。 ともに休場明けの場所となる。白鵬は過去 休場後の成績は以下である。 関脇6 ...

4横綱時代の終焉

2017/11/9    

<H29年7月 鶴竜(右)今年最後の一番となった北勝富士戦> 鶴竜が早々と十一月場所の休場を決定した。 これでまたも4横綱皆勤はならなかったと 嘆く方がいるだろうが、4横綱時代は75場所 あって皆勤は ...

阿武咲と貴景勝を徹底比較2

2017/11/8    ,

4.取り口 阿武咲・貴景勝ともに突き押しを得意とする。 前に出る相撲は四つ相撲力士にとっては一歩 間違えると、もっていかれる恐れがある。 横綱・大関戦で波乱を巻き起こす要素がいっそう出てくる。突きを得 ...

阿武咲と貴景勝を徹底比較1

2017/11/7    

若くてたくましくて将来性を感じさせる力士、 それが阿武咲と貴景勝である。ともに平成 8年生まれの21歳の若武者である。九月場所、 阿武咲は横綱日馬富士、実力者御嶽海、嘉風、 玉鷲に勝って10勝をあげ、 ...

2勤1休の白鵬の限界を探る

2017/11/6    

白鵬は連続優勝しながら九月場所を休場した。 白鵬はこれまで休場の少ない横綱だった。 それが、優勝回数や各通算勝利数新記録を 達成した要因であった。ここ1年は2勤1休 の場所となっている。白鵬自身は東京 ...

勢いが止まった高安

2017/11/5  

大関に昇進する前は勢いがあった高安だが、 大関に昇進したとたん9勝6敗、1勝2敗 12休と不成績が続いている。つまり、大関に なって勢いがパタリと止まってしまったので ある。これは気になる傾向である。 ...

現役力士の三賞受賞事情

2017/11/4    ,

先場所は3横綱・2大関が休場するなか、 貴景勝、阿武咲、朝乃山、嘉風の三賞力士の 活躍で場所は盛り上がった。三賞は戦後の 混乱期のなかからなんとか大相撲を盛り上げ ようという気運から誕生した。また、優 ...

大奄美の出世街道

2017/11/3  

十一月場所唯一新入幕を果たした力士が大奄 美である。本名坂元元規、鹿児島県大島郡 出身、追手風部屋(元大翔山)。185センチ、 181ロ。得意技は右四つ寄りである。相撲は 小学2年生より相撲道場で取る ...

十一月場所の灯りが消えかかったとき

2017/11/2    

近年、相撲人気は満員札止めが続いているが、 大相撲冬の時代は当日赴いてもけっこういい 席が買えたものである。特に福岡場所はテレ ビに映る範囲でも空席がわかるほどであった。 このままでは福岡から相撲の灯 ...

横綱の連続休場後のフル出場

2017/11/1  

<三月場所で負傷した稀勢の里> 3場所連続休場中の稀勢の里、鶴竜は、今度 の十一月場所出場に向けて調整中である。 以前、連続休場後引退した横綱については 触れてきた。今回はフル出場した横綱についてみて ...

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