稀勢の里は比較的取り易い逸ノ城相手に四つ
にもなれず、ずるずる後退して土俵を割った。
これで4勝4敗となった。稀勢の里は自信を
回復するほど十二分な稽古が、いき届いて
いたとは言いがたい。自信喪失状態の相撲で
ある。明日は宝富士戦。今後の相手は白鵬、
豪栄道、御嶽海、嘉風、琴奨菊、千代の国
あたりである。勝ち越しさえ、危うくなって
きた。

<日刊スポーツの記事>
日馬富士事件の源は錦糸町にあり。貴ノ岩
にも暴行の事実あり。と事実なら複雑な様相
を見せてきた。ここへきて、貴乃花親方が、
法的措置があるかもしれないと、事件の長期
化もありえる状況になってきた。それは広報
部長の春日野(元栃乃和歌)から発せられた。
小刻みで本心はわかりにくいが、貴乃花親方
の姿勢が確認できた。
ここへきて、まったく声が聞こえないのが、
肝心の被害者である貴ノ岩である。今、貴ノ
岩はどこでどうしているのか。事件の経過、
真相は何か。十一月場所に出場できたという
医者の診断に対して、休場を決めた、あるい
は決めさせられたのは、なぜなのか。そこに
どんな意図があるのか。日馬富士との和解は
あったのか。

<H29年1月 白鵬を寄り切った貴ノ岩>
伊勢ヶ濱のお詫びをどう受け止めているのか。
ここまで騒動が大きくなるのは本望なのか、
予定外なのか。その声はまったく届いてこな
い。これでは相撲ファンは不在であり、事件
を不可解な方向へと導きかねない。このまま
では、一月場所最大の注目力士は貴ノ岩に
なる。それは奇異な目によるもので、けして
歓迎できるものではない。
注目相撲部屋のガードが堅いようです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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