大相撲

■福岡9日目 深い溝からは何も生まれない

2017年11月20日

稀勢の里は重症である。宝富士相手に左四つ
になっても肝心の上手が取れないまま攻めて
いって、宝富士の下手投げをくった。四つ身
は差し手よりも上手を先に取りにいくもので
ある。威力があるのは上手である。玉の海の
右四つの型は見事であった。上手を取られて
も切る技術があった。稀勢の里は相撲になっ
ていない。休場もやむを得ないが、一月場所
は間違いなく力士生命をかけた場所になる。

新しい説が出てきても、日馬富士事件の真相
はいっこうに見えてこない。何が本当なのか
断定する材料がない。推し量って合理性を
見出す作業が続いている。

貴ノ岩の写真をスクープしたメディアが出て
きた。九州の貴乃花部屋の力士宿舎にいると
いう。事件発覚当初はビール瓶と右中頭蓋底
骨折で悲惨なイメージが強かったが、貴ノ岩
は出場できたのではに変わりつつある。
20サンスポ
<サンケイスポーツの記事>

ここへ来て別の動きが出てきた。十一月場所
後の冬の巡業から巡業部長の貴乃花親方を
はずすというのである。伊勢ヶ濱親方の謝罪
を受け入れず、代理人をたてるかもしれない
と宣言したり、貴乃花親方のあまりのかたく
なな態度と協会への報告を怠る態度に不信感
がつのっている。

弟子を安心して預けられない。大切な力士を
預かっている意識が低い。貴乃花親方の責任
感を他の親方は疑問視しているのである。
貴乃花親方の一徹な姿勢は、協会との溝を
深めている。聞くところによると、今場所は
NHKの解説者をはずされるという。貴乃花
の解説は聞きたいファンが多いが、生放送で
何を言われるかわからないからだという。
20フジ
<夕刊フジの記事>

今のままでは、貴乃花親方と協会幹部はいき
つくとこまでいくしかなくなる。それは何も
生まないどころか、血で血を洗いかねない。

国会中継が早めに終わりました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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