稀勢の里は重症である。宝富士相手に左四つ
になっても肝心の上手が取れないまま攻めて
いって、宝富士の下手投げをくった。四つ身
は差し手よりも上手を先に取りにいくもので
ある。威力があるのは上手である。玉の海の
右四つの型は見事であった。上手を取られて
も切る技術があった。稀勢の里は相撲になっ
ていない。休場もやむを得ないが、一月場所
は間違いなく力士生命をかけた場所になる。
新しい説が出てきても、日馬富士事件の真相
はいっこうに見えてこない。何が本当なのか
断定する材料がない。推し量って合理性を
見出す作業が続いている。
貴ノ岩の写真をスクープしたメディアが出て
きた。九州の貴乃花部屋の力士宿舎にいると
いう。事件発覚当初はビール瓶と右中頭蓋底
骨折で悲惨なイメージが強かったが、貴ノ岩
は出場できたのではに変わりつつある。

<サンケイスポーツの記事>
ここへ来て別の動きが出てきた。十一月場所
後の冬の巡業から巡業部長の貴乃花親方を
はずすというのである。伊勢ヶ濱親方の謝罪
を受け入れず、代理人をたてるかもしれない
と宣言したり、貴乃花親方のあまりのかたく
なな態度と協会への報告を怠る態度に不信感
がつのっている。
弟子を安心して預けられない。大切な力士を
預かっている意識が低い。貴乃花親方の責任
感を他の親方は疑問視しているのである。
貴乃花親方の一徹な姿勢は、協会との溝を
深めている。聞くところによると、今場所は
NHKの解説者をはずされるという。貴乃花
の解説は聞きたいファンが多いが、生放送で
何を言われるかわからないからだという。

<夕刊フジの記事>
今のままでは、貴乃花親方と協会幹部はいき
つくとこまでいくしかなくなる。それは何も
生まないどころか、血で血を洗いかねない。
国会中継が早めに終わりました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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