大相撲

■福岡3日目 許されざる力士生命を脅かす暴行事件

2017年11月14日

3日目、横綱・大関は安定してきた。阿武咲
はやや気負い過ぎで足がついていっていない。
今日から日馬富士が休場した。ここで彼を
めぐるビール瓶暴行事件に触れておかなけ
ればならない。

何とも不思議な感覚だった。初日から休場の
貴ノ岩の休場理由が、2日目に発表された
のである。何ゆえ、遅い発表になったのか。
つまり、遅い診断書の提出になったのか。
また、その休場理由を聞いて、さらに不思議
な感覚におそわれた。
脳震盪
左前頭部裂傷
右外耳道炎
右中頭蓋底骨折
髄液漏
以上の疑いだという。普通力士のケガといえ
ば膝、足首、大腿筋、肘、上腕筋などが主で
ある。足でも腕でもなく頭?これってどう
いうことと思わずにいられなかった。
日馬富士暴行
<スポーツニッポンの記事>

それが今日、スポーツニッポンのスクープに
よって判明した。日馬富士が10月26日、鳥取
巡業のモンゴル力士の宴席においてビール瓶
で殴ったというのである。これが本当なら
とんでもない話である。力士は体が資本で
ある。ビール瓶で殴る行為は力士生命を脅か
すことになる。全治2週間ということだが、
ケガの内容から2週間程度で完治できるとは
とうてい思えない。
170319八日目幕内 537
<H29年三月場所 激突する日馬富士(左)と貴ノ岩>

貴ノ岩はこのままでは一月場所は十両落ち
である。相撲外でしかも横綱の暴行傷害なら、
バカをみたのは貴ノ岩になる。彼の師匠貴乃
花親方が「体調が悪いから休場した」と最初
は気の抜けた談話だったが、後に「巡業部長
だった自分にも責任がある」といくぶん踏み
込んだ談話に変更した。

そもそも10月26日におこった事件が、なぜ
今になって露見したのか。この間関係者は
何も知らなかったのか、知らない素振りを
してきたのか。ケガした貴ノ岩はこの間治療
はどうしていたのか。得体の知れない現実を
さらけ出したままではいけない。
フジ
<夕刊フジの記事>

協会が今やるべきことは3つ。事実関係を
明らかにし、日馬富士を処分することである。
さらに今後の対策を小手先ではなく、きちん
と打ち出すことである。ここで対応を誤ると
傷口をさらに広げることになる。

冷たい雨の日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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