日馬富士の暴行事件が明るみに出てから、
メディアで過去の暴行事件を紹介し、ふり
返ったりもしている。
時津風部屋、新弟子暴行死事件
朝青龍、知人暴行事件
元金親、マネジャー暴行事件
以上が取りあげられている。だが、実は上記
以外にもあまり知られていない事件がある。
プロレスで場外乱闘というのがあるが、大相
撲ではこれを超える対戦相手の支度部屋への
乱入があった。乱入した力士は幕下の琴冠佑
である。最高位は十両であったが、40歳と
年齢を重ね、平成18年九月場所を最後に
引退することになっていた。
事件はその8日目におこった。勢と対戦した
琴冠佑は張り手を受けて敗れてしまった。
その後なんと勢の支度部屋までいき、殴る
という暴挙にでてしまったのであった。師匠
である佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)は「なんてこと
をしてくれたのだ」と怒り心頭であった。
琴冠佑はこの一番を最後に引退させられた。
![国技館 002](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/57332a5a.jpg)
平成4年十一月場所12日目、土俵上でのパン
チ事件という生々しいできごとがおきた。
新十両星安出寿対常の山戦は下手投げで常の
山が勝った。しかし、張り手と体をあずけら
れた常の山が、勝負があった直後に星安出寿
の腰にパンチをいれるというとんでもない
行為に出たのである。被害を受けた星安出寿
は「ケンカになるよ」と憤懣やるかたない
思いであった。
この行為に常の山は佐渡ヶ嶽親方(元琴櫻)
審判長から厳重注意を受けた。当時プロ野球
のオリックスにパンチ佐藤と呼ばれていた
選手がいた。常の山はその名前をもじって
「角界のパンチくん」と言われた。
外国人から見た日本の番組をよく見ます。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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