大相撲

横綱の合格ライン

2017年11月21日

鶴竜が4場所連続休場中である。今年に入っ
ても皆勤は1場所で、その成績も10勝5敗で
横綱の責任を果たしたとはいえない。優勝は
通算3回と少ない。今、横綱が抱える最大の
問題点は、同じ横綱でもあまりにも差があり
すぎることである。双葉山と武蔵山では力士
として差がありすぎる。しかし、同じ横綱
なのである。
双葉山
<双葉山のブロマイド>

なぜこうしたことがおきるのか。まず、一時
的な強さだけで判断して横綱にするためで
ある。見る目がなかった、判断を誤ったと
いえる。2つ目は思わぬケガや病気で十分な
働きができなくなることである。では、こう
した「横綱格差」を解決するにはどうしたら
いいのか。横綱昇進は一時的なものとし、
引退後その相撲内容、実績で大横綱、名横綱
の称号を与えることである。横綱昇進は、
一時横綱的位置づけとするのである。

将棋の名人は5期務めて初めて永世名人を
名のれる。元名人と永世名人は大いなる区別
がある。それでは、横綱の合格ラインをどこ
におくか。それは時代を築いた横綱である。
昭和以降時代を築いた横綱は以下である。
数字は横綱勝率と通算優勝回数である。
玉錦 0.850 9回
双葉山0.882 12回
栃錦 0.777 10回
若乃花0.793 10回
大鵬 0.858 32回
北の湖0.811 24回
千代の富士0.848 31回
貴乃花0.813 22回
朝青龍0.836 25回
白鵬 0.883 39回(現役)
大鵬
<大鵬>

彼らなら横綱に十分値する横綱中の横綱で
ある。こうしてみると勝率8割以上が8人、
通算優勝10回以上が9人である。玉錦は場所
数が少ないケースだったので、割り引かなけ
ればならない。勝率8割以上はほかに現役で
亡くなられた玉の海がいる。0.867と抜群の
安定感であった。

横綱中の横綱に引退後、大横綱・名横綱と
称して区別するのである。横綱の新たな区別
化こそピンきり横綱を脱却する道筋である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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